新型 CBR250RR マフラー開発日記  - フルエキゾースト編 -

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (16)
毎日毎日次から次へと、よくもまぁこんなに私の手が取られるものだなぁと思っていましたが、ようやく今日から開発に専念する時間を確保出来る事となりました(笑)
まぁ、小さな会社ですし、お互いの仕事をオーバラップさせながら協力してやっているので、なかなか自分自身の事に専念出来る事は少ないんですが、明日からは営業もお休みなので思い存分に開発に専念出来ます。

さて、まずはノーマルのベンチテストを行い、再確認しながら進める予定で、ノーマルのデータと共にスリップオンを少し改良した物も合わせてベンチテストをしました。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (10)

そのグラフがコチラ。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (13)
黒がノーマルで赤が今回改良したはず(?)のスリップオンでしたが、全体的にノーマルを上回っていますが、前回ほど効果が得られませんでしたね。
何を改良しているのかというと、まだ現時点でスリップオンの音質に満足していない事もあって音質改善の為に変更を加えているのですが、音質がいい感じになるとパワーが下がるという、この仕事の「あるある」に少しはまっていますが(笑)、まぁ試験までには解決したいと思います。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (11)
因みに音質改善を目指しているサイレンサーの出口は今のところこんな感じになっています。
まぁ、色々と頑張ってみますです、はい。

話を戻すと、ノーマルのベンチテストをした結果は前回スリップオンマフラー開発時の時とほぼ同じグラフ。。。というか、ほぼ一緒でしたね。

久しぶりにCBR250RRをシャーシダイナモに掛けましたが、あらためてエンジンの完成度が高い事を感じました。
実走で走った時に8,000rpm辺りに弱いレスポンス感を感じますが、そうは言ってもライバル車に比べて劣っているというのではなく、その回転域の前後がかなり良いのでそう感じる部分もあるのだとは思います。

ノーマルのベンチテストが終わり、次にノーマルマフラーを外して各部の採寸を開始です。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (12)
実は、私はこの作業が結構好きで、彼(CBR250RR)の性格(エンジン)をマフラーの寸法でその一端を知り得れる様な気がするからですが、おそらく私はただの職業病です、はい(笑)

でも、このパワーグラフをこのマフラーで描いていると思うとヒントというか、答えに近いものがそこから読み取れたりもするんですよね!たまにですが。。。(笑)

アメブロにも書きましたが、マフラーを外して排気ポートを覗き込むと、R25より大きい排気ポートが確認出来、このエンジンの本気な部分も見えてきたりします。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (14)
コンパクトなこのエンジンは、シリンダーピッチがかなり攻めていて、ダイキャスト製法のスタッドボルト部は、マシニングにより加工され直しているのが分ります。(ポート内部ではなくスタット部の側面の事です)

これって設計の古いNinja250は仕方ないとしても、2年前に登場したR25と比べても、私からすればこれだけで本気度が伝わってくる要素でもあります。

ベースが世界戦略車種で、アジアで造られている事もあって、ところどころに造りの粗さはあるものの、実際にトラスフレームや倒立フォーク、ガルアーム(スイングアーム)の構成をみても、それまでの250ccとは違って、お金が掛かっているのは間違いないのですが、エンジンの完成度もかなりレベルが高いと感じますね。(書いててWR250Xの事は仲間に入れませんでしたけど 笑)

マフラーに話を戻しますが、ノーマルのエキパイ長はR25等のライバル車と比べても際立って短く設計されています。

寸法までは書きませんが、R25とこの新型CBE250RRの最高出力発生回転数が、その差500rpmだという事を考えてもこれが同じ250ccでほぼ同じ回転数で馬力を発生させるマフラーだとは考え難い位のエキパイ長ですね。

逆にセンターパイプ以降はかなり長い設計で、メーカーが違うとここまで違うのかという、典型的な例ですね。

詳しくは書きませんが、この純正触媒、このエキパイ長、そしてこの高回転側に良い特性を持ったサイレンサーの寸法的な組み合わせを見ていて、もしかしたら?とフルエキ開発のヒントになりそうなイメージが頭の中をよぎっていますが、果たしてどうなるのでしょうかね?

いよいよ明日からパイプを曲げていくのですが、ある程度方向性はイメージ出来ていますので明日からの作業が楽しみです。

具体的には。。。ですね、中速域に照準を絞ってマフラーを造ってみたいと思っていますが、結果としてピーク近辺の特性も相乗効果で良くなる。。。あの。。。かなり抽象的ですね(笑)

まぁ、ギスギスした感じのフィーリングにはしたくないので、パイプ径や長さをを間違わない様にして頑張ってみたいと思います。

それでは今日はこの辺りで。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (15)

新型 CBR250RR マフラー開発 - フルエキゾースト 編 始まります。 -

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (1)

本日の大阪はすごく天気がいいですね。
このままゴールデンウィーク期間中はいい天気であって欲しいものですね~。

さていよいよ『新型CBR250RRフルエキ開発日記』がスタートしますが、マフラーを開発する立場としては楽しみが一杯です。
フルエキ開発をここまで延ばした理由。。。それは国内仕様のリリースを待っていたからなんです。
というのも、国内仕様の発表が遅れた理由。。。は仮に知っていても書けませんが(笑)、正式リリースされるスペック表を見て、アジア仕様と大きく異なる様なら、やはり国内仕様を手に入れてからマフラー開発をした方がいいかな?と考えていたからなんです。

でも、安心しました。
アジア仕様を発売しているアストラホンダのスペック表と若干数値が異なりますが、これは国内のホンダにおいてコンマ台は切り捨てて表記するので、ベースのスペック通りと考えていいでしょう。
実は、もしかしたら数値が。。。みたいな心配を本気でしていましたので、これで心置きなくこの車両で開発出来る事が確認出来ました。

まぁ、国内仕様はどちらにしても確保するので、当然ながら最終は国内仕様で確認するので皆様、ご安心を。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (2)
さてさて、フルエキゾーストを開発するには外装が邪魔になるのですが、写真の様にカウルは左右共々、一体式成型となっています。
アメブロでも書きましたが、セパレートにするなりなんなり、もう少し整備性と転倒コストを考えてくれたらいいのにと思ってしまいますが、フルエキを装着する場合は、右側のみを取り外すだけでいけると思いますね。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (6)
室内だと暗いので表に出してのカウルを外した全体像はこんな感じです。
あらためて剛性の高そうなトラスフレームがハイパフォーマンスな感じを演出していますね。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (5)
で、エンジンを良く見るとかなりコンパクトな事が確認出来ます。
因みにBabyFaceさんのステップとフレームスライダーが装着されていますが、バイクが高価なだけにフレームスライダーは必需品になるでしょうね。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (4)
さてさてこのエンジン、私の印象ではR25を一回りコンパクトにした印象で、Ninja250の3分の2位の大きさに感じます。
Ninja250のエンジンはベースエンジンが25年前の設計ですので比べるのは酷ですが、それだけコンパクトにまとまっているエンジンだという事が確認出来ますね。

新型 CBR250RR フルエキゾースト開発 (7)
写真がボケていますが、左側はこんな感じです。

本題ですがこのエンジン、ピークパワーを12,500rpmで発揮するのですが、それに見合うかの様な、かなり短いエキパイになっています。
既にAP250(アジアロードレース選手権)でデビューウィンを果たしていますが、レース用ではさらに短い設計となっており、国内仕様の発売とほぼ同時期に発売されるレースベース車に至ってもその流れを汲むエキパイの長さになっている模様です。

DSC_0843.jpg
これがレースベース車ですね。

弊社としてはJMCA認証マフラーから開発を開始するのですが、果たしてそんな方向にエキパイの長さになっていくのか個人的に興味がありますね。

しかしながらこのエンジンの本当の良さが14,000rpm辺りにあるのなら別ですが、私自身懐疑的に見ている部分もあります。
また、仮にあったとしてもJMCA認証の場合、そんな回転域を公道で使用する事は100%といっていい位、使う事はないので、じっくり見極めてエキパイの径や長さを吟味していきたいと思っています。

実は昔からもそうなんですが、レース用マフラーのベース寸法が公道用として乗っていて速いとかいう事がほぼ皆無で、ましてや触媒装着が義務付けされている今のバイクに至ってはですね、ほぼそんな寸法のマフラーは、造ったとしても実用的なマフラーにはなり得ないので、頭の中では公道用とレース用はしっかり分けて考えていますが、まぁあらためてノーマルでベンチテストを行い、ノーマルグラフをしっかり見ながら進めていきたいと思います。

G.W休暇中に開発に入りますので、皆さんツーリング等でお出掛けだとは思いますが、お暇な時間に開発日記を覗きに来て頂ければ幸いです。

それでは開発日記スタートします。

YZF-R25 レース用フルエキゾースト発売のお知らせ

昨日は荒れ模様なレースとなりましたが鈴鹿では2&4が行われ、全日本JSB1000クラス開幕戦を新型投入したCBR1000RRがデビューウィンを果たしましたね。

さてさて今年もレースが本格的に開幕となり、タイミング的には微妙な感じではありますが...

YZF-R25    レースマフラー      JP250 (1)

YZF-R25用フルエキゾースト 今週からリリース開始です。

価格及び品番ですが。。。

・ ステンレス/チタンサイレンサー(ソリッドチタン)                    品番 RFV2250JP  定価 83,000円(税抜き)
・ ステンレス/チタンサイレンサー(ソリッドチタン)オプションセンサーボス付き   品番 RFV2255JP  定価 86,000円(税抜き)
・ ステンレス/チタンサイレンサー(焼き色)                        品番 RFM2250JP  定価 86,000円(税抜き)
・ ステンレス/チタンサイレンサー(焼き色)    オプションセンサーボス付き   品番 RFM2255JP  定価 89,000円(税抜き)

となっています。

フルコン等使用の場合、M18用センサーボスが必要となって来ますが、その場合は品番(RFV2255JP/RFM2255JP)の商品を選択頂ければ出荷時にご指定の位置にセンサーボス加工を施しての出荷が可能です。
また商品購入後であれば、お客差の送料はかかりますが追加加工も可能です。 ※ レース用のみの対応です。

基本的にはもて耐等の参加型レースやサーキット走行を純粋に楽しむ方用にノーマルセンサーボスが標準装備しています。
ご購入前にご連絡頂ければ、何なりと相談は乗る事が可能ですのでお気軽にどうぞ。

またこの商品もレースサポートに力を入れている「ウェビック」さんのサイトでご購入頂けますが、一般公道に流入しない様に使用承諾書や必要に応じてサーキットライセンスの提示等を経てしかご購入出来ませんので、その点は宜しくお願いします。

製品情報としては下記の通りとなります。

□  YAMAHA YZF-R25 レース用フルエキゾースト(専用品)
□  音量          :  104~5dB以下/7,500rpm ※ 出荷時音量。音量はレースレギュレーションに準ずる。
□  エキゾーストパイプ :  ステンレス使用。(レギュレーションに準じる)
□  サイレンサー     :  チタン使用。(サイレンサーシェルのみ)
□  重量          :  3.55kg (純正マフラーは約8kg)

YZF-R25    レースマフラー      JP250 (6)
YZF-R25ノーマル(ゼロマップ)との対比グラフです。
今年に入って全日本JP250でテスト参戦しながら更なるアップデートを繰返しましたので、上記グラフより更に高速域のパワー感、レブ特性の向上を果たしております。

全日本筑波Rdでもその速さは証明出来たと思いますが、正直言ってかなりやれるマフラーに仕上がっていると思います。

先にも書きましたが、シーズンに入っていますので微妙なタイミングではありますが(笑)、もて耐の出場を目指している方や、マフラー変更を考えている方、また本格的にサーキット走行を始められる方々等、ご検討頂ければ幸いです。

また仕様に関してあらためてブログで書きたいと思いますが、取り急ぎご報告と言う事で本日はこの辺りで失礼します。

YZF-R25    レースマフラー      JP250 (2)


ゴールデンウィークに関してのお知らせです。


大雨・強風が通り過ぎ、初夏を感じさせるいい季節となって来ましたね。

ここで皆様にゴールデンウィーク休暇に関してお知らせ致します。


           □□□  4月29日(祝日)~4/30(日曜)    通常定休日  □□□

           □□□  5月1日(月曜)~5月2日(火曜)   通常営業日   □□□

           □□□  5月3日(祝日)~5月7日(日曜)   G.W休暇日   □□□

           □□□  5月8日(月曜)~            通常営業日   □□□


                                                 となります。

※ 休暇中は、お客様並びに卸・販売店の皆様に大変ご不便をおかけしますが、何卒宜しくお願いします。

尚、工場自体は休暇中も稼動している場合がございますが、営業自体はお休みを頂いていますので、お問い合わせのお電話やメール等、対応出来ないと思いますので予めご了承下さいませ。

週間天気予報は来週一杯晴れマークが付いていましたが、再来週以降はどうなんでしょうかね~?

皆様の充実した休日になる事をお祈りすると共に私同様、お仕事の方々、頑張りましょう!(笑)

今年もあっと言う間の4ヶ月で、今年も残り3分の2となります。
たくさん働いてたくさん遊ぶ!そんな感じで適度に気合を入れて頑張りたいと思います。

それでは今日はこの辺りで。

マフラー納期に関してのお知らせ

新型Ninja400 LS4420JM (7)

昨日の嵐の様な大雨が通り去り、未だ風邪は強いものの空は雲の合間から青空も見える大阪は東大阪の天候です。

さて先日もお知らせしましたが、Ninja400用フルエキゾーストのご注文の勢いが止まらない様で大変ありがたい事ですが、既にゴールデンウィーク前のロット分が完売となりました。
昨日より頂いているご注文・在庫確認分はゴールデンウィーク明けの5月中旬でお答えさせて頂いております。

LM4250JM (26)

LM2250JM (1)
MT-25・R25  フルエキ最終プロト (2)
また同じくNinja250用フルエキゾースト、そしてYZF-R25/MT-25用フルエキゾースト等の商品の受注が集中しておりまして、Ninja250用フルエキゾーストに関してもゴールデンウィーク明けの出荷予定、YZF-R25/MT-25用フルエキゾーストに関してはゴールデンウィーク前のロット分も残り少なくなっている状況です。

ご注文頂いた皆様方には大変ご迷惑をおかけしますが、大型連休前にマフラー交換を予定している方々、ご注文前に必ず納期確認をして頂ければ幸いです。

現在、残業も含めましてフル稼働で工場は動いていますが、例年にないこの時期のビッグオーダー(?)に対処すべくあたっていますので、大変ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い申し上げる次第です。

ホントこの一ヶ月強、何が合ったのか分からない位にフルエキゾーストの注文が殺到しております。
Ninja400の場合、スリップオンの設定がございませんのでフルエキの受注は理解出来ますが、先月の新車登録台数で見比べると、すごい数の注文数に驚くばかりです、はい。Ninja400用フルエキの1ヶ月間のレコードが更新しそうです。

また当然の様にスリップオンの在庫もかなりタイトな状況になりつつあります。
YZF-R25・R3/MT-25・MT-03用スリップオンに関しては、ゴールデンウィーク前の次回ロット分もほぼ完売しそうな勢いです。

こちらもの商品も恐れ入りますが、ご注文前に在庫確認等頂けましたら幸いです。

たくさんの皆様にご支持頂きまして誠にありがとうございます。
皆様のご期待に応えるべく、量産体制を強化して臨みますので宜しくお願い申し上げます。

私自身、新型CBR250RRそしてGSX250Rと、商品開発が続きますがモチベーション高く、期待に応えられる商品造りに邁進したいと思いますので宜しくお願い致します。

-WR'S-サウンド
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ダブルアールズ

Author:ダブルアールズ
ダブルアールズ製品のマフラーやカーボンパーツなど
開発状況や各パーツの担当者のコメントなどを掲載。

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