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CB400SF/SB H-V REVO 用メガホンS/Oマフラー開発日記

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

当初、チタンオーバルで進めようと考えていましたが、見た目がしっくりいかずに急遽、メガホンに変更して開発にかかりました。

元々、ショートオーバルサイレンサーでのデータ取りが出来ていた事もあり、追加ラインナップをと考えて開発に入ったのが今回のスタートです。

しかしながら何が変わったのか、当時の良いと感じた見た目が、いざプロトタイプを製作してみると妙に地味というか、当時ほどのインパクトは無く、考えてみると当時(08年)とは違い、今ではそのスタイルが当たり前の様に街に溢れている事に今更ながら気が付きました。(気付くの遅過ぎ!)

それならという訳ではないのですが、前から評判の良かったグラディウスやNinja400Rで採用しているメガホンで開発にかかろうと思い、再スタートしました。

ベンチテストで得た過去のデータを元に、触媒位置を変更しメガホン独特の音質を、いかに音量が大きくなり過ぎずに重低音を効かしたワイルドな音質に造り上げるか。

DSCN1029.jpg


唐突ですが、皆様はスポーツの観戦、あるいは運動会等、メガホンで応援した事はあるでしょうか?
私は甲子園でメガホンを度々使用した事があります。(現在も進行形です)
メガホンの壁に反響した声がぶつかりながら拡がって行き、自分の声とは違う様な低音が響きます。

そう!この低音域こそがミドルクラスに1番欲しい音質域であります。

ミドルクラスはビッグバイクの様な排気量からくるズ太い音がなかなか出ません。

すでに発売中のREVO用スリップオンの開発の時にも、この部分にかなり開発時間を費やし、ご購入頂いた皆様にはアイドリング時の重低音が強調されていて心地が良いとご好評を頂きました。

今回はメガホンタイプで更にこの重低音が出し易くなったのですが、いいことばかりでもございません。
新規制適合品の商品である為には、その音の拡がりが音量にも繋がり、加速走行騒音値(82db)を超える可能性が十分にあり、単純作業とは行きません。

ただパイプを曲げるだけなら、そんな会社は日本中に山ほどある訳で、ここからがマフラー屋さんたる仕事でもあります。

性能面のお話は次回ブログでさせて頂くとして、この音質においても鍵を握るのが触媒の位置です。
全くとは言いませんが、基本的に音量とは直接関係は無いとされています。
しかしながら、音質には関係します。

排気ガスが触媒を通過する際、音表現が難しいのですが「シャーッ」という様な音が生じます。
この音は、マフラー出口に近くなるとそれが顕著で前方に移動する程に聞こえにくくなります。
また本当の出口付近に持っていくと逆に聞こえません。

何故かを私が説明するのは、非常に難しく割愛しますが(すみません良く分かりません。)現象自体は間違いなく起きるので、考え方としては「じゃぁ、どの位置に配置したらいいのか」という事になります。

先にも書きましたが音の拡がり(低音)を利用するにはメガホン部の前という事になり、またそうする事で「シャーッ」というノーマルっぽい、頼りない音は聞こえなくなります。

触媒の能力を発揮する為にもなるべく前に持っていく事が最適な為、触媒は前方に配置しました。

また音量とパワーカーブのバランスを見ながら多段式のインナーパイプを採用、非常に滑らかなパワーカーブを描きながら、重低音の効いた、また高回転域は非常にレーシーな感じに仕上がっています。

ブログ右横にある動画でもそれは確認頂けると思います。

次回のブログはパワーカーブのグラフを中心に性能面のお話をしたいと思います。
(長文で申し訳ございませんです。)

DSCN1121.jpg
※メガホン用のエンブレムが仕上がって来ました。写真下のエンブレムです。上は通常のエンブレム。
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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