FC2ブログ

CB250Rマフラー開発ブログ再開です③

CB250R  1 (10)
皆様おはようございます。

前回の続きです。

JMCA認証試験に落ちた時は、ショックというより自分自身に呆れたというか慢心した部分がどこかにあったんだと思います。
2011年のCBR250Rがリリースされ、それのスリップオンそして2014CBR250Rのスリップオンと、近接騒音値の数値である程度加速走行騒音値を推測出来た事から、今回も近接騒音値から加速騒音値を予測する際にかなり安易に考えた事も事実です。

実際、加速騒音値やアクセルを吹かした時の音量も、エキパイ部に装着したチャンバーパイプの効果もあって確実に下がっていましたし、ただ、「周到な準備」という点に関しては出来ていなかったと思います。

しかしながらこの時、「次の試験では必ず」といった決意よりは「更に煮詰められる」といった気持ちの方が強く、決して楽観的な感覚ではなく、ベンチテストをしてる中で「時間が有ればもっとパワフルに仕上げられるのに...」といった感触があったからです。

チャンバーパイプの配置や容量、使うパイプ径によっては、音量を改善しながらパワーフィールを更に煮詰める事が出来るという思いが強く、何もかも手を付けていくのではなく、まずは適切な管長、チャンバーパイプ容量を見極める為もあって、サイレンサーの内部構造はそのままでテストしていく事にしました。

まずはエキパイに合わせてテストピースを用意してベンチテストをしていく事に。

CB250R  1 (14)
試作なのでエキパイは継ぎ接ぎだらけですが、まずはパワーの出た管長に悪さをしない目的でエキパイのサイドにチャンバーパイプを設置しました。

CB250R  1 (12)
サイドにと言ってもサブチャンバー自体の装着方法は何通りもあり、エキパイ本体と繋ぐ方法も1WAYなのか2WAYなのかによっても変わってきます。

私自身、商品化にこそしていませんが、こういったテストは実はBANDIT250の時からですから25年前からやっています。

CB250R(シングルエンジン)という事を考え、まずは自分の中のオーソドックスな方法から試してみる事にしましたが、音質的にはかなり良い方向に進む事が出来ました。
肝心なパワーカーブはコチラです。
仕様①
仮にこの仕様をタイプ①としますが、高回転域の伸びも開発当初からの目指していたカーブに近くなって来ました。

パワーカーブ自体はそこそこですが、管長及びサイレンサーは前回のJMCA試験の時そのままです。
そこでサブチャンバーの容量を変更して再度テスト。
音質自体は変化は無いですが、容量を変えた事でどんな変化をするのかチェックしました。
仕様②+
よく似たグラフとなりましたが、6,000rpm辺りからの加速感は明らかに増しました。

その後もテストピースを変更してみましたが。。。

仕様②その他
そんなにグラフが大きく動く事もなく、誤差範囲でしか変わらなくなりました。。。

しかしながら、ベンチテスト室内においての計測ですが、加速騒音値が前回試験時よりも1dB~.1.5dB、近接も1dB以上下がり、音質は高回転域において圧倒的に耳障りのいい音に変化しています。

ここで満を持してというか、次のエキパイを投入です。

CB250R  1 (15)
写真を見ても判りにくいですね(笑) 簡単に言うとパイプ径を変更しました。

低速域から高速域まで、フルエキらしい繋がりのある力強いパワー感で、この時点でスリップオンでは得られないパワーフィールを得てると個人的には考えますが、まだまだいけるという思いはベンチテストを経て感じていて、まずはしっかりベースのサイズでサブチャンバーの効果を得られているのかの確認がここまでの作業です。

パワーカーブ的には十分売り出してもいい感じですが(笑)、「スリップオンでは出ないパワーをフルエキで」と言うオーナーのS君の期待と、また個人的にもそうでないと開発する意味がないとの思いもあり、次の段階のテスト用にエキパイを用意していました。

それで出たグラフはコチラ。
仕様②+n
センターパイプのパイプ径を変更した事でもう少し期待していましたが、結果は少し悪くなりましたね。。。

仕様②+改
その前の仕様(青線)と比べても今回(赤線)のパワーカーブの良いところは高回転域のみ。
これではダメですね。。。

テストピースを変え、何度かテストしてみるものの音量・音質こそ落ち着いてきましたが、グラフは一向に改善せずといった具合に。

しかし。。。

もう1本エキパイは用意しています。。。(笑)

続きはまたまた次回に。

CB250R  1 (16)
スポンサーサイト
プロフィール

ダブルアールズ

Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

リンク
訪問者
現在の閲覧者数:
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR