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CB250R(2BK-MC52)用フルエキゾースト開発日記始めます。 - 序章 -

CB250R (19)
皆様、こんにちは。

10月最初で最後の3連休をどうお過ごしでしょうか?

私は昨日にお休みを頂きましたが、今日からは来週行われるJMCA認証試験を受験する為にここからは休み無しの作業に入ります。

因みに明後日は新型Ninja250用フルエキゾーストのインプレ取材も入っているので、その取材対応もありながら残りの開発に取り組む予定です。

そうです。
日々の忙しさもあり、開発日記のスタートこそ遅くなりましたが開発自体は結構進んでおります。

とりあえず順を追いながらこれから更新していきたいと思いますので、ご興味のある皆様、宜しくお願いします。

CB250R (21)

さてノーマルのパワーチェックから始まるのですが、CBR250Rよりパワー的には2馬力低くなっているのですが、エンジンを掛けて軽くアクセルを吹かせてみると、実に見事に連動するレスポンス感や、シングルエンジンとは思えない振動の少なく綺麗に吹け上がるこのエンジンは、正直言って「ホンダならでは」というか、「ホンダだから」と形容したくなる位に完成されたエンジンだと感じています。

2013年にCBR250Rが出た時、エンジンを掛けてそのスムーズさに驚愕した事を思い出しますね(笑)

そこから更に熟成した特性に仕上げているであろうCB250Rのベンチテストは楽しみでありましたが、そのグラフがコチラです。

CB250Rノーマル
ピークパワーの発生する9,000rpmまでほぼスムーズ、いや、かなりスムーズに吹け上がりフィーリングは上々です。
7,000rpm~8,000rpmの間の谷のような部分は、何回かテストをしても全く同じ様に出るので特性的なものではありますが、回している時の印象は特に谷を感じる事無く非常にスムーズでしたね。

ただし、9,000rpmを超えたトコから明らかにパワー的な落ち込みがあり、10,500rpmまでストレス無く吹け上がるもののパワー感がやはり弱く感じます。(惰性で回っている印象はないですけど。)

排ガス規制や新加速走行騒音規制等を踏まえ、パワー的には少し低くなりましたが、まさにそれが現れたグラフにも感じますが、逆に低速域から中速域は、マッピングの完成度の高さなのか、かなり力強く感じますね。

グラフ自体は決して悪いグラフでなく、なかなかのグラフで弊社のベンチテストの結果、26.8psを計測した事からもこのバイクのポテンシャルを感じ取れます。

このままフルエキの開発に取り掛かりたいところですが、ノーマルの9,000rpm以降の落ち込みも気になるので、そのままでは取り付けられませんがCBR250R用のスリップオンでそういう傾向になるのかベンチテストをする事にしました。

CB250R (23)
その理由は色々とあるのですが、まずはCBR250R用に造った寸法がどの様になるのか?が一つ、そしてそれによって落ち込みが少なくなるのか?同じなのか?という見極めをしたい気持ちがあった事等です。
これはフルエキを開発する上でも重要で、その部分の見極め次第で管長やパイプ径にも影響します。

それと一番大事な要素としてフルエキの開発ですから「スリップオンには絶対負けない」ものを開発するのも大事なテーマで、それが達成出来ないと、弊社の場合は「販売中止」の選択をする事になります。

ビジュアルも大切ですが、それ以前に私の場合は性能面の方が常に優先です。
正直、そこまでするか!という位にベンチテストで性能を引き出したいと思っているので(笑)、会社が販売するといっても、納得がいかなければ迷わず販売を断念してきました。

因みに近年で販売を断念したのが2013年に登場したCBR250R(初期型)でした。。。(笑)

この時もスリップオン開発の後、フルエキに着手したのですが、スリップオンとの差を明確に造れずに断念した経緯があります。
ベースエンジンが同じなのでリベンジとなるか、期待と少々の不安の中の開発です、はい(笑)

さて話がそれましたが、肝心なベンチテストの結果がコチラです。

CB250RノーマルvsCBR250Rスリップオン
ノーマルが青線、CBR250Rスリップオンが赤線です。
低速域から8,000rpmまではかなりスムーズでいい感じです。
しかしながらそれより上はノーマルと同じ位で、コンマ1馬力上がったのですが、まぁ誤差範囲で同じと考えていいでしょう。

残念な事にCBR250R用スリップオンでは良くも悪くもこんな感じです。

「CBR250R用スリップオンでは」と書いたのは、ここから改良出来る余地があるという事です。

今回、スリップオンを開発する訳ではないのですが、フルエキのデータ取りの為にも遠回りですが、ここから少し煮詰める事にしました。

次回は改良版のスリップオン編です。

それでは今日はこの辺りで。
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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