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Kawasaki Z125 PRO マフラー開発日記

Z125 (15)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

日本全国、梅雨に入りだしましたね。
6月も早いもので3分の1を過ぎようとしていますが、6/21のJMCA加速走行騒音試験に向けてマフラー開発も進み出しています。

実走行でのフィーリングチェックを終え、もう少しだけシャーシダイナモの上でも各ギヤでの慣らしをした後、いよいよノーマルでのベンチテストを開始です。

ちょっと天候の悪い日が続きましたので、なるべく気候条件の良いタイミングを見計らってベンチテストを行ないました。

試作マフラーでのベンチテストは別に条件が悪くてもいいのですが、ノーマルでのテストはなるべく好条件でベンチテストをして、ノーマルでのベストグラフをしっかり確認してマフラー開発に臨みたいと日頃から考えています。

この梅雨時期はキャブ車からインジェクション車の時代になったとはいえ、気温や気圧、そして湿度によって若干なりともグラフは動くんですよね。
出来る事ならノーマルは好条件で、試作マフラーは悪条件(おおげさですが)の中であってもしっかり答えを出したいなと思ったりする訳で、リッタークラスの場合は「1万回転を越したトコで180馬力出てますよ!」的な事を言われても、なかなかそれを検証する事は出来ないですが、このクラスはエラそうに能書きを言っても最大限のパワーをユーザーの皆さんが体感出来てしまうんですよね。

だからという事ではないですが、より入念にベンチテストをしたくなったりする訳です、はい。

そして出たベンチデータがこちらです。

Z125 (14)
低速域から本当にスムーズに描くパワーカーブで、テストの結果出たピークパワーはほぼ8,000rpmで後輪出力9.3ps、ピークパワー後も極端にパワーが落ちる事無く理想的なパワーカーブです。

このシャーシダイナモはクランク出力も計測出来ますが、クランク出力でのパワーは何と10.2ps!
カタログ数値(9.7ps)を堂々と上回る好結果です。

Z125 (16)
実走テストでのフィーリングは前回書いた通り上々で、悪く無かったんですが、この「お弁当箱」みたいなサイレンサー(膨張室)でここまで綺麗なグラフを描くとは思いませんでした。(カワサキさん、すごい!)

本当は皆さんが気になるGROMとガチ比較したかったんですが、特性が違い過ぎて同一グラフに表せませんでした(残念)

GROMと比べて言えば、やはりZ125の方が中速域~高回転域までの伸びや繋がりは非常に良い感じです。
ただ、実走テストのフィーリングと若干違うのはシャーシダイナモ上での伸びていく感覚が実走では感じれませんでした。

その理由...それは多分、トルクの細さではないか?と思います。

実走では向い風もあれば、上り坂もありますよね、例えば私の体重なんかも。。。(笑)
シャーシダイナモ上では、そこまでの勘案は出来ません。

前回のブログでは高回転域のパワーを何とか...みたいな事を書きましたが、パワーも当然ながら中速域からのトルクを出せないとシャーシダイナモ上だけの好結果でマフラー屋さんとしては残念な自己満足型マフラーになってしまうので、そこら辺りを見据えてエキパイ寸法・エキパイ径を探っていきたいと思います。

今書きながら、「エラそうに書き過ぎたら後悔するぞ!」って思いながら書いているんですけど、しっかり結果を出せるかはこれからの作業です(笑)

最近、年のせいかスイッチが入り難いんですが、自分でハードルを上げて無理やりにでもスイッチを入れて頑張ってみたいと思います(笑)

方法と言うか、頭の中に策はあります。
次回はそれを検証してみたいと思います。

それでは今日はこの辺りで。

Z125 (17)
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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