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KTM 200DUKE マフラー開発日記

KTM 200DUKE マフラー開発 (1)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

今年はマフラーの出荷が前年と比べて大変好調で、私が相変わらず出張で飛び回っている間も製作側では工場をフル稼働してマフラーの製作を行なっており、去年の消費税前の駆け込み需要以上の動きとなっている事は、嬉しい誤算というか、少々驚いています。

これもひとえに皆様からご支持頂いたおかげで、私もマフラー製作ラインをもっと忙しくする為に新たなマフラー開発をこなして行かなくてはいけません。

私自身、バタバタと会社の出入りが多いですが、マフラー開発も一応、順調(?)にこなしています。

現在、来週の加速走行試験(4/22)に間に合わすべく既にKTM 200DUKE用スリップオンマフラーに取り掛かっています。

車両は某雑誌社の○崎さん(ありがとうございます)の奥様号をお借りしてのマフラー開発となりますが、この200DUKE、アニメの「ばくおん」バージョンです。

KTM 200DUKE マフラー開発 (2)
KTM 200DUKE マフラー開発 (3)
KTM 200DUKE マフラー開発 (4)

個人的にはスタジオジブリ以外のアニメは全く見ないので、あまりよく分からないのですが、去年同じKTM 1190 RC8Rで鈴鹿8時間耐久レースを戦った浜口さんトコがこの「ばくおん」とコラボで参戦してましたね。

2014年 8時間耐久レース (4)
※ 前のRC8Rが我がチームの車両で後ろのRC8Rが「ばくおん」浜口レーシングのRC8Rですが写真では分かり難いですね(笑)

ちなみにこの「ばくおん」仕様200DUKEですが、ノーマルの状態で試乗チェックを兼ねて走って来ましたが、昼間だと信号待ちの時に注目を集め過ぎてオッサンの私としてはとても恥ずかしかったです(笑)

大きな交差点で信号待ちの時、女子高生に写メ撮られた時点で気がメゲて会社に戻りました(笑)
結局、夜間走行でフィーリング等を確かめて来ましたが、特性的には非常に125DUKEと似ており、パワーはもちろん出てるのですが、あまりにもフィーリングが似てるので驚きました。

エンジンを掛けると125DUKEより圧縮比は低く抑えられているもののシングル独特のパルス感は強烈で、音質的にはマフラー膨張室内での金属音が大きいのが少し気になります。

走り出すと、26馬力もあるパワーが軽量な車体と相まって200ccとは思えない俊敏な走りが味わえますね。

125DDUKE並みの重量(200DUKEは半乾燥重量が129.5kg)に対してこの馬力ですからな250ccに負けない以上のパンチ力があり、乗っていて大変楽しいバイクです。

125DUKE同様、スタートダッシュから軽快で鋭い加速をしてくれますが、200DUKEの場合、回転が上がるに合わせてトルク感も上がっていく感じで、非常にスピード乗りが良く、この点においても250ccクラスと遜色の無い感じです。

ただし、250ccと比べるとトルク自体は小さいので、イメージとしてはやはり回して走るタイプのバイクだと言えます。

後、気になったのが、サイレンサー(膨張室)の内部構造上の問題で、低いギヤでは特に、高いギヤでもエンジンブレーキの利き方にかなりクセがあり、この点は乗っていて違和感というか、個人的には不快な部分でもありました。

排気量の小さい125DUKEにも言える事でしたが、原因はサイレンサー(膨張室)の構造的な問題だと思います。

ちなみにエキパイは径が違うものの、サイレンサー(膨張室)は125ccと同形状で内部構造は全くの同寸法となっています。

今回のスリップオンは125DUKEでJMCA試験を合格して来た物と全く同じ形状・同寸法で行く予定にしてるのは上記理由からです。

海外メーカーも含めて「125/200DUKE用マフラー」として売られている物は分かりますが、ハッキリ言いますが粗悪なマフラー等の場合は「125/200/390DUKE専用マフラー」として売られている物まであったりします。
※ まぁ、この手のマフラーはハッキリ言って違法マフラーですけどね。

構造上、125と200の場合は、サイレンサー(膨張室)が同構造なのでそのままいける可能性は十二分にありますが、日本の厳しい排ガス試験(WMTCモード)や加速走行試験等を考えても、390に装着出来るからといって390DUKEまで一括りにしてしまうのは乱暴過ぎますね。

ちなみに余談ですが、そんなマフラーを390DUKEで使用すると1000ccクラスのレース車検でも通らない爆音になってしまいます、ハイ。(あくまで参考の為に確認してみました。)

話を戻しますが、ノーマルのベンチテストを行い、125DUKE用に製作したスリップオンマフラーを装着してのベンチテストはまた次回に書きたいと思いますので宜しくお願い致します。

それでは今日はこの辺で。

KTM 200DUKE マフラー開発 (6)
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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