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KTM 125DUKE マフラー開発日記

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

今朝は各地で雪が積もるなど、交通機関にも大きな影響が出てますね。。。
積雪した地域の皆さん、くれぐれも気をつけて下さいませ。

前回のブログでJMCA加速走行騒音試験に合格した事をお知らせ致しましたが、今日は前々回からの続きです。。。と行きたい所でしたが、熱心なDUKEオーナーさんからご質問がございましたので今回もそれに応えてみたいと思います。

まずノーマルマフラーに関してですが、200DUKEの方は特に顕著に、125DUKEでも排気音にかなり金属が共鳴してる音が気になりますよね。(すみません、今日現在390DUKEは音を聞いた事がないです。)

アイドリングから金属的な音はしてるのですが、走っていると更にこの共鳴音が気になります。

明らかにノーマルマフラー(膨張室)の中から聞こえて来るのですが、かなり耳障りです。
巷ではマフラー(膨張室)内の触媒が原因だとも言われておりますが、実はマフラー(膨張室)内のパイプのレイアウトが原因です。

内部構造の図面をお出しする訳にはいきませんが、膨張室内は3部屋に分かれており、構造としては下記の通りです。

①エキパイから繋がっているセンターパイプ → 一番下の膨張室へ → ②パイプを介して真ん中の部屋へ → ③パイプを介して1番上の部屋へ →④パイプを介してここから出口まで繋がるパイプで排気ガスを排出。

となっています。(相変わらず分かり辛くてすみません 笑)

要は出口に向かう④のパイプが一番下の膨張室でUターンする様に出口に向かうのですが、この時、①の排気ガスがパイプレイアウト上、直接④のパイプ表面に当たってしまい、この事が原因で金属音がしてしまいます。

また排気ガスは当然高温なので④のパイプも熱で膨張する為、その歪から「キーン」とか「カンカン」もしくは「キンキン」といったかなり耳障りな音を発してしまうんですよね。

マフラー取り外し (8)
※このマフラー(膨張室)の中は上段、中段、下段と三つの部屋に別れ、その中を縦横無尽にパイプが通っているんですよ!

音に関して言えば、マフラーを換えれば同じ構造で無い限り基本的には解決します、ハイ。
遠回しにマフラー交換を勧めたいだけではございません(笑)

私の上記説明からは、判りにくいかも知れませんが、ノーマルマフラー(膨張室)内を通っているパイプの長さ(容量)は見た目とは違い、結構長いんですよね。

その長さはかなり長く、膨張室をパイプに換算した長さは車体の後ろぐらいまで延びてくる位です。(以外でしょ!)

一見、ショートマフラーに見えるマフラー内部は結構良く出来た膨張室内になっています。
この金属音を除けばですけど。。。

逆に言うとこの点からもセンターパイプ長はある程度長さが必要だという事になります。

マフラー開発 125DUKE (1)
※ これはボツになったプロトタイプ3号のモノです。(これはこれで悪くなかったんですけどね…)

弊社の場合、長さを確保しながらも、なるべくショートに見せたい為にUターンさせてパイプ長を稼いでいます。
もちろん、開発する方向性によっては長さが必要と一概には言えませんけどね。(あくまでも弊社の場合はです)

結局のところ、マフラー屋ってただバイクにレイアウトするだけなら、ただの配管になっちゃいますので。。。
「敵を知るには…」では無いですが、ノーマルの構造を理解する事からマフラー開発は始まってるんですよね。

という事で2回連続で番外編となりましたが、次回はマフラー開発の続きに進みたいと思います。

では今日はこの辺で。

125DUKE マフラー開発 (3)




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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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