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2014 CBR250R マフラー開発日記

CBR250Rテスト (4)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

前回のCBR250Rのベンチテスト新旧対決ですが、かなりの反響があり.,今までに見た事も無い様なアクセス数で私自身、ビックリでした。(CBR250Rオーナーの皆さんも気になってたんですね!)

お問い合わせもたくさん頂いたので改めて書きますが、あくまでも弊社で計測した車両の単純比較で、同条件でのテストでは無いので一喜一憂せずに、楽しく拝読頂けたらと思いますね。

それに弊社マフラーの行方(?)を楽しみにされている方々が多いことも嬉しい発見でした。
本人は至って真剣ですが、拝読いただく皆様は冷やかし程度で楽しく読んで頂けたらと思います、ハイ(笑)

さて本題ですが、前モデルとのグラフ比較はひとまず置いておいて、新型CBR250Rに関して考えるにやはり高回転域の特性は良いのですが、もう少し低中回転域がなんとかならないものかと考えてしまいます。

既に発売中の前モデル用スリップオンは、その低中速域のトルクをしっかり稼ぐ事が出来ましたが、果たしてこのままの仕様でいけるのかどうか?

考えていても無駄なので早速テストしてみました。
その結果がこちら。

テスト1
赤線が前モデル用スリップオンで黒線が新型CBR250Rノーマルです。

見ての通り、旧モデルと新型モデルの特性自体が大きく変わった事で前作スリップオンでは全く約に立たない代物となっています。(ただ4,000~6,000近辺は改善されていますね)

エンジンの特性が大きく違う訳ですからスリップオンの仕様も変更しないといけない事がこの事からも分かります。

このデータを基にセンターパイプはこのままにサイレンサー構造を変更して再度チェックしました。

CBR250Rテスト

何かイビツなスタイルになってますけど、あくまでも前モデル用を強引に装着していますのでお許しを(笑)
で、出た結果がコチラ。

テスト2
同じく赤線がスリップオンで黒線が新型CBR250Rノーマルです。

同じ様な結果ですが、低速域及び中速域は少し改善していますが、どりらにしても商品化出来る代物ではありませんね。
他社さんのマフラーは知りませんが、弊社の場合は前モデル用に開発したスリップオンは新型には相性が悪いみたいですね。

同一型式のエンジンで基本的に同じ構成部品を使用していて何故?って思われる方も居てるでしょうが、こんなのよくある事で、現にノーマル同士の性格が全く違うのですから、当然の結果だといえます。

でも大丈夫ですよ。
前モデル用マフラー開発時に膨大なベンチテストを行った事で、このバイクに対するコツというか、ある程度進む方向はハッキリしています。

低中回転域のトルクを稼ぎたいという方向性は前モデルの時と同じですが、方法は前モデルとは変わってきます。
今回はレース用スリップオンを作るコンセプトと似ていますね。

CBR250Rカップに見られる傾向として、回してパワーを稼ごうとするタイプというか、抜けが良いだけのスリップオンなんかはハッキリ言って全然走らないんですよね、このレースでは。
如何に中高速域のトルクを稼げるかに特化したマフラーの方が結果として速く、レースなんかを見ていても明らかにマフラーによる(もちろんライダーも腕ありきですけど)差が表れます。

弊社ではレース用スリップオンはリリースしていませんが、同業で親友でもある(有)アンレーベル辻井さんのトコがCBR250R用レーススリップオンマフラーをリリースしており、マフラー開発時に私も少しばかりご一緒させて頂きました。

たかがスリップオン、されどスリップオンです。
一般の方が見たらレース用なんて同じに見えるのですが、全然違うんですよ!
開発時に辻井さんと共に幾度と無くベンチテストをしましたので、サーキットにおいて良いマフラー、駄目なマフラーがハッキリ判ります(笑)

ちなみにアンレーベルさんのレース用スリップオン、かなり速いですよ!
何処が「ミソ」なのかはここでは言えませんが、その辺りもも考慮しながら早速、プロトタイプ1号を造ってベンチテストです。

CBR250Rテスト (1)
これはレース用ではございませんのでもちろん触媒内臓のセンターパイプでストリート仕様です。

で、その結果がコチラ。

プロト1
赤線がプロトタイプのスリップオンで黒線が新型CBR250Rノーマルです。

かなり良くなりましたが、サイレンサーの仕様やセンターパイプの寸法変更でまだまだ良くなりそうです。
ピークに関してはそれ程大きく変わらないかも知れませんが、まだいけそうです。
問題は低回転域ですね… 果たしてどの位、改善が出来るのか…

次回はその続きを!

CBR250Rテスト (3)
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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