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Kawasaki Z800 マフラー開発日記

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WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

既に開発は終了しましたが、Z800用チタンオーバルスリップオンマフラーの開発日記がスタートです。

お約束通り、週明けから始められた事にちょっとホッとしています。(笑)
今週はビッシリと社内で仕事をする予定ですが、これを読んでる取引先の皆さん、会社に居てるからといってアポ無しで遊びに来ても相手しませんよ!(笑)

JMCAからの連絡で、試験日が一度は5月になったものの、台湾から帰って来たらJMCA加速走行試験の予定日が4/23に変更になってまして…(怒)
事務局に文句を言ってみたものの覆る訳でもなく、決まったものは仕方が無いのでいそいそと来週に向けて新型Ninja400のマフラー開発に専念です。

そんな中、お昼頃までの材料待ちの間にブログを更新します。

さてこのZ800ですが、Z750の後継モデルとして登場しましたが、かなり戦闘的なイメージのバイクであり、価格もクラスとしては非常にリーズナブルに設定されています。

個人的に非常に好きなスタイリングで、Z750から一新されたそのスタイルは、車体廻りのディメンションも大幅に見直されていますね。

昨今のビッグバイククラスと呼ばれる排気量の定義がリッタークラス以上の車両を示す中、KTM690DUKEのマフラー開発から始まり、GSR750そしてこのZ800と弊社はこの「ミドルビッグ」クラスに焦点を絞り、今年からこのミドルビッグのマフラーにも力を入れて商品展開をする事を決めました。

まぁ、決めたのは私ですが(笑)、今年から鈴鹿8耐に参戦が決定してこのクラスのマフラーもしっかり充実させて行きたいと考えた次第で、この排気量位までの車両に関して商品化する予定で、例えば「ミドルビッグの定義上、オーバー1000ccはしない、ヤマハのMT-09はするかな?しないかな?MT-07ならミドルビッグクラスなのでするかな!」っていう排気量に対して勝手にミドルビッグクラスを選定して行きたいと考えています。

前にも書きましたが、弊社はミドルクラスを中心に商品展開をしていますが、OEMでは常にリッタークラスも開発しています。
なので、このクラスのバイクがシャーシダイナモの上に載っているのは、通常の光景であります(笑)

OEM開発では、先方の意見を取り入れたマフラー開発となりますが、自社製品の開発ですから自ずとあ~したい、こうしたい等と頭の中のトレーニングが始まります(笑)

コンセプト的にはミドルと変わらず徹底的にベンチテストを行ない、体感頂ける楽しさや音質、よりスタイリッシュに!という流れですが、一つ決定的に違うのはこのクラスの場合、フルパワー仕様のバイクが多い事、排気量にも関係しますが、またそれによって排気温度が高く、マフラーに求められる耐久性に関しても求められるも品質に対しても要求が高くなるという事です。

この点に関しては、OEMでマフラー開発を行って来た私なりの経験から、弊社の商品ラインナップをするにあたり、しっかりとスパイスを効かせて行きたいと思います。

近くGSR750のブログにもそこら辺の事を書く予定ですが、長年使用しても素材自体が劣化せず、しっかりと品質を保てる処理を施した仕様で発売したいと思っています。


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さて話がそれましたが、まずはこの車両の基本性能を知るべく、ベンチテストを開始、その結果はコチラ。

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公表されているスペックは113PSを10200回転で発生する訳ですが、このバイクのデータも111PSを10050回転で発生していました。

グラフから容易に想像出来る様に、谷なんぞ当然無く低速域から非常にトルクフルに吹け上がります。

この辺りは、ミドルクラスでは体感出来ない所ですね。

さてここからスタートです。

まずはノーマルマフラーを外しますが、ノーマルマフラーはこんな感じ。

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思ったより軽く、5kgちょっとでした。

さてこれからセンターパイプのパイピング作業ですが、何φのパイプを使用するかですよね。

排気効率は既にノーマル自体でも完成度が高く、ストレート構造を採用したアフターマフラーであってもそう簡単にパワーUPとはいきません。
エキパイ部をノーマルで行く訳ですから尚更ですね。

見た目のみなら太くていいφ60.5ですが、音量・音質面やノーマルの特性も考慮してφ50→φ54の仕様で行く事にしました。
これで様子を見てφ54のみのバージョンやφ50やφ54の長さ違いのタイプをベンチテストしながら探って行きます。

z800brog1 (3)

プロトタイプ1号はこんな感じです。
ペダルと干渉しそうですが、まぁ試作1号なのでとりあえずOKです。

サイレンサーを付けてみると

z800brog1 (2)

試作1号はかなりUPスタイルですね!(笑)

ちょっと上がり過ぎなのでこの辺は仕様を変更する過程で適正位置を探る事とします。

それでは、次回はベンチテストでのファーストインプレッションを書きたいと思います。
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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