FC2ブログ

CBR125R マフラー開発日記

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

関西は本当に気持ちの良い秋晴れが続いていますが、皆さんは楽しい連休を過ごされているでしょうか?

この季節、私達の業界は言わば稼ぎ時のシーズンでもあり、各地でマフラー取り付けキャンペーンやバイクイベントに参加されているトコもあれば、私みたいに休日出勤でバタバタと残務をこなす人も居たりと、マフラー屋さんに限らずバイクのアフターパーツ屋さんは大変忙しくこの時期を過ごしていると思います。

まぁ、この時期をしっかり働いていないと、冬場は気温以上にお寒い事になってしまうので、気を抜かず頑張って行きたいと思いますが、最初に一つお知らせを!

昨日は弊社も休みで本日出社して午後になってメールを開いたところ、何故か会社の代表アドレス「info@wrs.jp」のメールだけが受信できておらず、21日の午後から本日までのメールが完全に消えてしまっています。
迷惑メールも含めて1日当たり70~100件程度受信するメールが全く受信できてません。

代表アドレス以外は問題なく受信できているみたいですが、このアドレスはお客様からのご質問を受け付けているアドレスでもありますので、困った状態となっています。

ブログをお読みのお客様でもし21日~本日午前中までにメールをされた方、ご迷惑をおかけしますが、再度、メールを頂けます様、宜しくお願いします。(現在は問題なく受信できてるみたいです。)


さてCBR125R用フルエキゾースト開発日記の続きです。

cbr125r (2)

エンジンを掛け、スロットルを開けると、なかなかピックアップの良い感じで反応してくれるこのエンジンですが、まずはノーマルでのベンチテストでどんなグラフを見せてくれるのか非常に気になります。

で、シャーシダイナモを回して出た測定結果がこちらです。

cbr125 (3)

結構理想的なパワーカーブで、低回転域からそれなりに繋がりも良く、カタログスペックではピークパワーの発生する10,000rpm超まで谷も無く吹け上がってくれました。

それではノーマルマフラーを外し、少し観察してみましょう。

cbr125 (1)

このサイレンサーっぽく見えるダミーカバーの裏側はというと...

cbr125 (4)

こんな感じになっています。
車体に装着していると非常にコンパクトなイメージがありますが、以外にも結構大きな容量を持ったマフラーである事が確認出来ます。

エンジン下に箱型の膨張室が一つ、そこからセンターパイプを通ってこれまた箱型のサイレンサーとなっています。

エンジン下の膨張室の前には触媒が入っています。

cbr125 (5)

膨張室前の太いパイプの真ん中辺りに触媒が入っていますね。

印象としてはしっかり音を抑える事に加えてかなり容量の大きなマフラー寸法になっています。

では特性上、気になるところはというと、長いんですよね... 吹け上がりきるまでのかかる時間が...
グラフこそ決して悪くないグラフではあるのですけど、ピークまでの到達時間はかなりかかります。

到達時間(吹け上がる時間が長くかかる) = 実際の道で感じる加速力ですよね。

実際、加速力の悪さは車の流れに乗りにくいという事に繋がる訳で、少しでもスピード乗りの良い特性にする事が、マフラー開発の際のポイントになってきますね。


単純に比較しても意味が無いのですが、ちなみにYZF-R125のノーマルのパワーカーブがこちら。
NOR.jpg

エンジン特性が違うバイクのグラフを並べてどちらが良いという話ではないのですが、YZF-R125は稀に見るロングストロークのエンジンで、リミッターが効く10,500rpmまで若干時間を要しながらも力強く吹け上がる印象でしたが、CBR125Rはそれに対してショートストロークでYZF-R125よりもアクセルの反応が良く好感が持てますが、でもいざエンジンを回してみるとレッドゾーンである11,000RPMまで到達する時間が更にかかります。

もう一度、改めてノーマルマフラーの写真を見て感じるのですが、個人的にはマフラー寸法や膨張室容量が無駄に大きく、エンジン本来の特性とマフラーとの相性が、何か間違ってない?って思う位、アンバランス差を感じてしまいます。

まぁ、ホンダがやる事ですから間違ってないのでしょうけどね(笑)
ただ、明確に方向性は見えて来ましたね。

前回も書きましたが、排気量が小さい訳ですから、如何に低速トルクを...って事ではなく、如何にスムーズに加速に繋げれるかにを焦点にマフラー開発をはじめたいと思います。

ベンチテストから得た情報を元にエキパイサイズの選定という事で、ノーマルよりは太く短く、触媒位置に関しては効率やパワー的なロスを最小限にとエキパイ直後に入れる事を決めて、いよいよ本格的な開発がスタートです。
この方向で高回転域が元気になってくれると思います。

YZF-R125の時はロングストロークエンジンの恩恵を受けるであろう事を前提に高回転域を活かすマフラー寸法にしましたが、今回は同じ高回転域を活かすマフラー造りでも、エンジン本来の特性を少しでも活かすべく開発を進めたいと思います。

cbr125 (2)
スポンサーサイト



プロフィール

ダブルアールズ

Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

リンク
訪問者
現在の閲覧者数:
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR