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新型 Ninja250 / 新型Z250 マフラー開発日記 - フルエキ編 -

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WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

大阪は、梅雨など何処に来てるの?って感じで夏真っ盛りな感じの日々が続いています... (ホント、バテそうです。)

来週の加速走行試験にCBR400Rのスリップオンを先に持って行く事になり、中断していたNinja250、Z250用のフルエキゾーストですが、7月の試験に向けて開発は進んでいます。

トップの写真を見る限り「何処が進んでるのん?」という感じですが、本当に進んでいます(笑)

今回の開発はNinja250での開発ではなく、Z250での開発です。
理由はですね... 当たるんですよ、エキパイとアンダーカウルが...

アンダーカウルのクリアランスがNinja250よりZ250の方が厳しく、よってZ250でクリアランスが確保出来ればNinja250でも大丈夫!となるので、今回はZ250で開発しています。(以前のブログでも書きましたけど)

思い出す為にまずはノーマルの特性から

2013 Ninja250

二段、三段と加速していく感じのこのグラフは、メーター読みでは13000rpmまで一気に吹け上がってくれます。
もちろん谷はあるはずもなく、特に6000rpmから8000rpmでは力強さを感じます。

ただ、13000rpmまではメーター読みで回るものの、11000rpm以降のパワーの落ち込みが大きく、この部分はスリップオンマフラー開発時にも特性を造る意味で重要視して開発を行い、結果としてスリップオンマフラーでも改善出来たと思っています。

スリップオンマフラー 開発日記

「だったらフルエキは要らないよね~」ってなりそうですが(笑)、フルエキはフルエキなりの目標を持って開発に取り組みたいと思います。

目標としては、出来ることならピークパワーを500rpm位、後ろに持って行き、7000RPM~11500rpmの広いパワーバンドを目指したいと思ってます。

こう書くとフルエキは「高回転型マフラー」に感じますね。
しかしながら、ユーザーの方ならお分かりと思いますが、このクラスの排気量では加速して行く時に結構、普通に使う回転数でもあるんですよね。(レッドまで回すかは別として)

DSCN4560.jpg

写真を見ても良く分からないと思いますが、具体的にはエキパイの管長をノーマルより短く、低中速域をなるべく犠牲にしない様にセンターパイプ以降の管長をテーパーパイプを採用しながら長めに取りたいと考えています。

2-1集合部までの繋がりはとりあえずこんな感じです。

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触媒の位置の兼ね合いもあるので、パイプ径や管長に関してはベンチを回しながらの判断になると思います。
ちなみに今回採用する触媒はヤマハの純正マフラー製造でも有名なサクラ工業㈱さんがJMCAマフラー会員用に排ガス浄化性能が高いにも関わらず低コストな触媒というのを開発して下さったので、それを採用する事にしています。

この触媒は昨年からサクラ工業㈱安川さんや(有)MAC-MRD大内社長の協力のもと、低コスト・高性能触媒を目指して開発してくれてた触媒で、ミドル以下の排気量用の触媒としてかなりのスペックを秘めたものとなります。(本当にありがとう!)

JMCA会員メリットとして発売窓口になるJMCAにも感謝しなければなりませんね。
何せ、この触媒のおかげで性能だけでなく、マフラー発売価格を抑える事にも貢献してくれるのですからね。

今年から私も微力ながらマフラー部会の副部会長をさせて頂いてますが、JMCAマフラー部会では部会長を先頭に環境問題や騒音問題に関して真摯に受け止め改革・改善に日々努めていますが、今回はこうした取り組みの一環の中で環境を配慮するに不可欠な触媒の低コスト化が、具体的に実現した事に大きな意義を感じますね。(触媒だけではなく、排ガス試験に関しての試験費用低減等、インフラも整いつつあります。)

※ ちなみにマフラー部会長として皆を引っ張ってくれているのはSP忠男さんの番頭さんである大泉さんです。


いつもながら話が少しそれましたね。
7月の試験に向けて頑張りたいと思います。

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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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