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2013 新型 CBR400R マフラー開発日記 - スリップオン編 -



WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

先日から引き続きベンチテストの繰り返しで頑張っています。
いつもながら思うのですが、スリップオンではそんなに出力特性を変えれない事を分かっておきながら、ついつい性分でいろんなことを試してみたくなってしまいます...

まぁ、この先のフルエキを造る時の開発データのベースになるという事ももちろん念頭に置いての事ですが、やはり可能性を探りたくなるのは、ある意味「癖」ですね(笑)

実際、この作業のおかげでフルエキの開発はかなり短縮出来ると思います。

でも、その前にもちろんスリップオンに集中です。

センターパイプの長さを短くする事に方向が決まり、パイプを曲げ直し、レイアウトを変更しながらベンチテストを行ないます。

IMG_20130531_144701862.jpg

この写真のマフラーですが、デザイン面はこの時点で特に気にしてません。
ある程度、見えた時点からのレイアウト作業です。この段階ではとりあえずベンチを回せる様にSETしてるだけです。

さぁ、短くしての第一弾はこんな感じでした。

ショート 1

前回に続き相変わらず変わり栄えはしませんが、かなりピックアップが良いレスポンスに変化して来ました。
それを表すようにこのグラフで…

ショート 1 (1)

このグラフは、トルク曲線の変わりに右の縦軸が「Sec.」いわゆる秒にしています。
グラフ横軸のrpm(回転数)に対して右縦軸は何秒かかっているかを表すグラフです。

6速2500rpm(実際には2000rpmからです)からアクセル全開にして試作のスリップオン(赤線)は6500rpmに到達するのに約6秒、それに対してノーマル(黒線)は6500rpmに到達するのが約6.5秒かかっているのがグラフから見て取れます。

グラフ全体的に見てもほぼ全域でコンマ5秒程度、到達時間が早い事も確認出来ます。

シャーシダイナモってある意味色んなデータが取れるので本当に便利です。
通常分かり易いデータ、例えばパワーグラフやトルク曲線だけを示すグラフを公表する事が多いので皆さんには新鮮かも知れませんね。

ちなみに出力はHP(PS)、KWでの表示はもちろん、クランク出力(グロス)等も同時にデータが取れています。

話を戻しますが、このグラフでは一見変化が見受け難そうですが、レスポンスの鋭さを含め、かなり雰囲気が変わって来ました。

ここから更に内部構造を変更したり、パイプ径を換えたりで煮詰めていきます。

お分かりの方もいらっしゃると思いますが、そう、現時点ではオーソドックスにパイプ長を合わせただけの粗データで、こっからがマフラー屋としての本番です。

ここから先は取り回し(レイアウト)を考えながらの製作となり、ベンチ室では分かりにくいので、外に出てあらためてレイアウトを見る事に。

IMG_20130531_17182700.jpg
IMG_20130531_171320563.jpg

う~ん...まだスッキリしませんが、この後も作業をしながらレイアウトを変更していく事にして、再びベンチテストをした結果がこんな感じに。

ショート2

方向は間違ってなかった様ですね。

寸法的にあと少しだけ短く、そしてセンターパイプにコニカル(テーパー)パイプを使い、煮詰めて行く予定です。

この後、レイアウトも更に煮詰め、ベンチテストも順調に行きましたが、それはまた次のブログで!

とりあえずレイアウト変更した写真だけUPします。

DSCN4301.jpg

かなりいい雰囲気になって来たでしょ!

続きはまた来週という事で宜しくお願いします。
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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