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2013 新型 CBR400R マフラー開発日記 - スリップオン編 -

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WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

梅雨に入り、鬱陶しい季節となりました。
弊社の工場はすでに東南アジアの様な蒸し暑さに包まれています(笑)

その蒸し暑さにもめげず、順調に開発は進んでいます...多分ですが

非常にフラットな特性でアクセルレスポンスも良好、理想的なパワーカーブを描くノーマルデータでしたが、まずはスリップオンマフラーからの開発です。

開発する場合、その車両に対してのウィークポイント等が明確な場合は、察しの通りすごく開発し易いのですが、昨日も書いたように、これといって欠点らしい欠点が見当たらないと、やりにくいんですよね...正直なところ(笑)

それならばと、今回はどれ位スリップオンでパワーカーブが変化するのかを見極める為にも極端なところから試してみました。
極端といっても、そんな無茶をする訳でもないのですが、まずはノーマルよりかなり長い寸法から見ていこうという事でセンターパイプを長めにSETし、早速ベンチテストを開始です。

ファーストコンタクトはこんな感じに...

TEST1.jpg

赤がロングタイプのスリップオンで黒がノーマルです。
運のいい事に(?)、想像通り全体的にノーマルに負けてます。

負けてるのにどの部分に関して運がいいかというと、写真は無いですが、もし長いパイプを使用して万が一、パワーが出てしまったりすると、スタイル的に非常に格好が悪くなるんですよ!(笑)

もちろん、単純に長いのが一往に駄目って事ではなく、私が使いたいパイプ径等々、複合的な意味合いがあるんですけどね。

ベンチテストしながら、少しだけホッとしました(笑)

真面目な話に戻すと、この1回目のベンチで分かった事は、極端ではないにしても、パイプ長を伸ばした事でアクセルレスポンスが弱くなり、開けた時のダイレクトな反応がなく、「あっ、こっち(の方向)じゃないな!」という事が回してる途中で分かりました。

グラフの中速域の部分を見ても結果としてそれが現れています。
雑誌なんかで、パイプ長を長くしたりして容量UPすると中速域が良くなる様な事を書いているのを見かけたりしますが、現実はこんな感じです。

そんな単純じゃないですよ~!(笑)

さぁ、話を戻しグラフを見てみると、全体的にはそんな大きな差は出ず、グラフでも見せられない限り、体感ではまず分からないレベルでしょう。

でも、長くなった分、スタイルが格好悪くなった事は間違いなく分かるので(笑)、ここから短めのセンターパイプでスタイリッシュにすると同時に出来る事なら体感できるパワーフィーリングを追及していきたい所です。

ちなみにテストで使うサイレンサーの種類は、現時点で候補が数種類ありますが、それは外観ではなく内部構造の種類になります。

センターパイプを短くする一方、それに適正なサイレンサーを同時に探って行くのが目的です。

IMG_20130530_150911709.jpg

写真の様に短くしてのパワーグラフがこんな感じです。

TEST2.jpg
赤がスリップオンで黒がノーマルですが、殆ど変わりません。
っていうか、まだノーマルの方がいいですね。

ただ、ロングタイプの時よりもレスポンスが良く、グラフでこそ差が無いものの、着実にいい方向に向き始めました。

この後、Ninja250/Z250用スリップオンで採用したサイレンサーをそのまま装着してテストしましたが、内部構造の変化に対してグラフはほぼ同じでした。
しかしながら、すごく綺麗なツインサウンドを奏でてくれたので、このサイレンサーをベースにセンターパイプの径や寸法を見直し、内部構造を変更しながら、開発を進めて行きたいと思います。

開発はこれからです。

ハッキリと言葉に出来ませんが、光が見えて来ました。
今日はここまでです。

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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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