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2013 新型Ninja250 マフラー開発日記(お知らせ) - フルエキ編 -

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

スリップオンマフラー開発時にノーマルでのデータをたくさん取りましたので、フルエキにする際はエキパイをこうしよう!、ああしよう!等、頭の中に描きながら開発にかかりましたが、ベンダー(パイプを曲げる機械)のロール径の問題や造りたい寸法でのエキパイレイアウトに四苦八苦していました。

方向としては、スリップオンの時にピークパワー以降のレブ特性をかなり改善出来たのでその点に着目し、フルエキではピークパワー発生回転数をもう少し(本当に少しだけ)後ろに持っていく事で、高速域を重点に更に伸びのある幅広いパワーバンドを造ろうと目標を設定、パイプ径UPとともにパイプ長を短くする方向で取り組んでいました。

何故、少しだけ後ろかというと弊社のベンチテストでの最高出力発生回転数は10,600rpmでカタログスペックの11,000rpmまでは燃調的にしっかり(?)美味しいトコが使えるかなといった読みからです。
何せ、ピーク後の落ち込み部分でのパワーが想像以上に稼げましたから(ノーマル比で2Ps位稼げました)

エキパイを短くすると低中速域は大丈夫?と心配の声も聞かれそうですが、センターパイプも含め、触媒選定や触媒位置等の適正化で谷の無いスムーズな繋がりを見せる特性に仕上げて行く事は出来ると考えています。

仮に思っている通りにならなかったら?...それは単に造り直すだけの事です。(いくらパワーが出たとしても谷の出来る特性なら、そんなマフラーはお払い箱ですね。)
もし方向性が間違っていた場合は、開発者として思い込みだけでマフラーを造らない様、状況に応じて臨機応変にアジャストしたいとも思ってますが、今のところ自分を信じています(笑)。

ちなみにノーマルでの燃調範囲(マッピング変更無し)で万が一、スリップオンよりフルエキの方が特性的に悪い様ならもちろん販売はしません。
一般の方は通常マッピングなどせず、ポン付けで乗る訳ですから、弊社ストリート用マフラーも当然マッピング無しが前提です。(これは今までの商品も全て同じ前提です。最近この手のご質問が多かったので書いてみました。)

話がそれましたが、てな事でスタートを切っていた訳ですが、実は土曜日に大阪モーターサイクルショーであらためてZ250を見て来ました。

その時に気付いちゃいました...
Z250.jpg

何気なく、Z250のアンダーカウルを見てたんですけど、そのアンダーカウルがノーマルの細いエキパイにクリアランスぎりぎりで装着されている事に...

写真の角度が悪いですけど、エキパイとのクリアランスはかなりシビアです。

というのも、現在私が造っているエキパイレイアウトでは残念ながら完全に干渉しちゃうんですよね...

別働隊で会場に来ていた社長と合流、現車を見ながら相談の結果、やはりZ250の車体で現車合わせをしながら造った方が良いとの判断で、フルエキに関しては一度仕切り直しという事になりました。(苦労していたので複雑な気持ちですが...)

先日、カワサキワールドでZ250を見て来てたのですが、その時に気付かなきゃ駄目ですね... 反省します。
弊社にZ250が来るのは発売日の4/1から数日以内なので、4/24のJMCA認証試験には間に合わせれると思います。

元々、新型Ninja250、Z250の共通マフラーとして売り出す予定なので、フルエキゾーストの開発は「新型Ninja250/Z250 マフラー開発日記 - フルエキ編 -」として4月より再スタートしますので宜しくお願い致します。



ところで、Ninja250にフルエキを装着しようとすると右側のカウル全てと左側のアンダーカウルを外さなくてはいけません。(こんな感じに)

DSCN3450.jpg
※ 写真は左側アンダーカウルが装着されてます。

ちなみに外したボルト類はこの通り

DSCN3454.jpg
※ 写真のボルト類は外装関係のみ。 マフラーのボルトナット類は写っていません。

写真の通り、シート下の外装の下にもボルトがあるので、そこも外さなくてはいけません。

ご自分で装着をとお考えの方はしっかりした工具はもちろんの事、それなりの整備経験も必要になると思います。
(この車体だけかも知れませんが、ウインカーのカプラーが接着剤で付いているかの如く硬かったです。)

カウル脱着からマフラー脱着・装着、カウルの取り付けまでの作業(所要)時間は私達プロで40分~1時間程度、ショップさんなら1時間~2時間程度、一般の方なら慎重に作業を進めて2時間~半日程度でしょうか(整備未経験者除く)

ショップさんより私達の作業時間が短い設定になっているのは、私達が常にマフラー(自社製品)の取り付け・取り外し、またはカウルの脱着・装着を繰り返しているからです。

整備レベルの比較ではございませんので、お間違いなく。


私は整備経験(知識)も工具もまともに持っていなかった子供の頃から何でも自分で作ったり加工したり、時には壊したりしながらバイクと接して来たので、個人的にはマフラー交換を楽しく挑戦して欲しいと思ってみたりもするのですが、現在はカウル類のボルトも多く、取り付け方や取り外し方が難しかったりもするので、挑戦される方は予めしっかり予習や情報収集(取り説は事前に必ず読むこと!)をして作業に臨んで欲しいと思っています。

挑戦には無理は禁物で、駄目ならバイク屋さんに駆け込む位の楽な気持ちで、出来る事なら数人で挑戦して欲しいですね!(あくまでも自己責任ですよ~! 笑)

その経験はきっとバイクをもっと好きになるきっかけを作ってくれると思います!

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WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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