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新型ニンジャ250 マフラー開発日記

チタンオーバル


WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

表題にカタカナで「ニンジャ250」と書いてはみましたが、個人的な感覚ではやはり違う様な感じがしますね(笑)やはり今後はNinja250と表記する事にしましょう!(今回だけ何となく)

ブログの続きからですが、ちなみに明後日はいつもお世話になっている㈱デイトナさんのテストコースでJMCAの加速走行騒音試験があり、弊社のスリップオンも試験に行って来ます。

そう、もちろんスリップオンの開発は終了しております。(日曜日の完成でしたけど)

今回のテストでは弊社以外にも数社がこの新型Ninja250をテストに持ち込まれるみたいです。
CBR250Rの時も書きましたが、これはユーザーにとってはたくさんの選択肢があって本当に良い事だと思いますね。

各社それぞれ個性を持たせて商品を造られているので、ユーザー個人個人の好みに合うマフラーを是非、吟味して選んで頂ければと素直に思います。

スリップオンにするのか、フルエキゾーストにするのか?
はたまたどのメーカーにするのか?

楽しいですよね!選んでいる時がもしかして一番の楽しみではないかとも思います(笑)

そうそう、弊社も今回のスリップオンが無事合格すると、来月の試験に向けてフルエキゾーストの開発に取り組んでいく予定です。
スリップオンマフラー開発の為の膨大なノーマル(エキパイ)でのデータが取れましたので、フルエキゾーストの開発時にはかなり役立つと思います。(お楽しみに)

さて本題のスリップオンマフラーの開発の続きですが、特性や音量的には満足したものの、2段式パンチングでは音質、特にアクセルをラフに開けた時のアフターファイヤーや雑音が強調されてしまい、例えばパンチングの向きを逆さに使用して試したりもしてましたが、今度はパワー特性に影響が出たり等、なかなか一筋縄ではいきません。

ただ、出口側を太いパンチング、入り口側を細いパンチングという、逆さまにして行ったベンチテストで新たな点も発見出来ました。
確信が持てない事と、説明がマニアック過ぎるのでここでは書きませんが、簡単に言うとあらためてパンチング径とインナーピースの相性を再確認出来た様な気がします。

それをヒントにサイレンサー側ではなく、センターパイプ寸法の見直しと、ちょっとスパイス的な工夫をする事で音質の改善はもとより、気持ちの良いアクセルレスポンスに生まれ変わりました。

何回か試した結果、前回のマフラーと今回の最終的な仕様の比較ベンチデータがこれです。

2段式対最終プロト
※ 黒線が前回テスト、赤線が最終プロトです。

かなり一直線に綺麗に吹け上がっている事が確認出来ます。
中速域の改善と共にオーバーレブ特性も改善出来てるのが確認出来ます。

音質もかなりマイルドな感じで、余分な雑音がほぼ消えました。

どうですか?ちょっと改善され過ぎたのが気になって、ノーマルマフラーを装着し直してノーマルデータを計り直して比べたデータがこちら。

ノーマル対最終プロト
※ 黒線がノーマルマフラー、赤線が最終プロト

ノーマルのエキパイを使用するスリップオンでは今回のNinja250の場合、絶対ノーマルを凌ぐ事が出来ないと思っていた6,000rpm~8,000rpmの回転域が僅かですが改善出来ている事に我ながら少し驚きです。

長年、ベンチ回してると「この回転域は絶対スリップオンでは改善出来ないな」とか、分かってくるんですよね。
最近の厳しい環境基準では燃料マップが薄々でフルエキに変えてもなかなか特性が変わりにくいのも事実ですが、その中で今回は、よくぞ改善出来たと思います。


果してフルエキがこのデータに勝てるんでしょうか?(笑)
相当、気を引き締めてかからないとピークパワーだけで後はスリップオンの方が特性が良いなんて事になりかねませんね。

CBR250Rの時もフルエキの特性の良さをスリップオンマフラーより見つける事が出来ずに商品化を辞めた事がありましたが、今回も似た様な感じでしょうか?
単気筒とは違い、2気筒なのでその辺は集合部の位置やエキパイの仕様によって何とかなると思っていますが...

話は元に戻りますが、この最終プロトのデータはセンターパイプとの相性から二段式パンチングを採用していません。
ただ、フルエキになった場合も含めて今後、使用する可能性もありです。(特別、使わないといけない事情は無いですが)

この最終プロトで加速試験に行って参ります。

試験予定のマフラーはラウンドタイプ(真円)のスリップオンマフラーとオーバルサイレンサーのスリップオンです。

サイレンサーの形状が違うと、サイレンサー容量(体積)が変わる事から別々に試験を受験する必要がある為、この2種類で試験に向かいます。

ただ、加速走行試験は現地でしか答えが出ないので、万が一落ちる事があれば、このベンチデータ自体、意味がなくなりそうですが、それは落ちた時にでも考えましょう(笑) ... 多分大丈夫です。

それと冒頭の写真でお気付きの方もいるでしょうが、これが弊社のカーボンオーバルから進化したチタンオーバル(六角形)です。

OVAL IMAGE2

こんな感じから...

チタンオーバル (1)

こんな感じに変わりました。

手っ取り早く2分で作った仮サイレンサーバンドや手作り感いっぱいのマフラーステー(笑)、また車体とのクリアランスや車体に対してのマフラーレイアウトの微調整を試験合格後に行う予定ですので、全体フォルム等は後日あらためてUPします。

「Made in 下町の工場街 by 東大阪!!」なかなか良い物が出来上がりました。(関係者の皆様、ありがとうございます)

加速走行試験当日の状況等もまたブログでご報告させて頂きますのでこれからも引き続き宜しくお願い致します。

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WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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