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マフラーの音質に関して - GSR250 -

チタン (23)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

めっきりというか、あっという間に秋らしい季節に移行してバイクにとって最高の季節になりました。
夏場は暑さに負けて軽装でバイクに乗られていた方も、この季節は走っている時の寒さも手伝って、しっかりとしたライディングウェアでツーリング等を楽しんでいるのではないでしょうか。

今回は音質についてブログを書こうと思っていますが、忘れないうちに先にお知らせから。

10/21 大阪・舞洲で 「Like a wind ミーティング 4th 」が開催されます。

このイベントは毎回たくさんのライダーが集まる一大イベントとなっていますが、この会場で「JMCA音量測定キャラバン」を駐車場内でさせて頂く事になっています。

この音量キャラバンは、現在自分のバイクのマフラーがどれ位の音量になっているのかを知って頂き、音量に関して再認識をして頂こうと関東を中心にキャラバンを行って来ましたが、今回はそれを関西で行う予定です。

自分のマフラーは車検に通るのか不安で...という方は是非お越し下さい。(測定はもちろん無料です)

「Like a wind ミーティング 4th 」

今回のJMCA音量測定キャラバンのメンバーは、今回のキャラバンを企画したビームス田中社長、NTBブランドを展開する㈱丸中洋行の壷井さん、ZNIC(ジニック)やCOERCE(コアース)ブランド等々を手掛ける㈱ダックスコーポレーションの平井さん、そして弊社からは私がお手伝いする事になっています。

前回の会議でTSRの山下さんが「私も参加します」とおっしゃってましたが、来られるのでしょうか?
山下さんの出欠に関しては、関西のキャラバン部長である田中さんにお任せする事にしましょう!(笑)

当日は上記のメンバーで音量の測定をする事になると思います。
皆さん、マフラーに限らずバイクに関してプロばっかりですので、マフラーメーカーを問わずお気軽にご質問等して頂けたらと思います。

さて本題に入ります。

GSR250 用 スリップオンマフラー に限らず、音質に関してはたくさんご質問のメールを頂きます。

一番多いのは材質によって音質は違うのか?という事です。

答えはもちろんYESです。

ただし、その音質をどれだけの方が認識出来るのかというと、ほとんどの方が音質だけでサイレンサーの材質違いを確認出来ないと思います。

これは単純に聞き比べる対象になる材質それぞれの音質を知らない事が要因でマフラーの仕事に携わっていても聞き分けれない方はたくさんいます。(だからといって恥ずかしい事ではもちろんないです。)

普段開発でベンチ室に閉じこもり、ひっきりなしにテストをしていても、弊社の音質は聴き分けれるものの、他社さんのマフラーまでは必ずしも聴き分けれるとは言えません。

例えばカーボンにしてもチタンにしても使うサイレンサーパイプの肉厚によって、またカーボンの場合はカーボン繊維メーカーによっても全く聴こえ方が違ってきます。

一般的に材料の硬さが硬い物の方が音(背圧)に対して慣性変化が少なく、単純に言えば材料が膨張しにくいので音を吸収しないと考えられる為に、JMCAの騒音試験では一番硬いチタンで試験を受ける事になっています。

今回も最終プロト品をチタンで製作したのは、この様な理由からです。

チタン (30)
※チタンは他材質より慣性(膨張)変化が少ない材質です。


ではチタンが一番うるさいのか?というと決してそういう事でもありません。
あくまでも弊社データではありますが、材質の差によっての音量差は誤差程度でしかありません。では何故か?
その理由は音質にあります。

確かに音量に不利とされるのはチタンであるのですが、人間の耳は音量もさる事ながら、音質で不快音を聴き分ける能力を持っています。

あくまでも私見ですが、高音 → 低音 の順に材料を並べてみると

アルミ → カーボン → ステンレス → チタン となり、意外と思えるかも知れませんがステンレスとチタンでは殆んど音質の差が感じられません。

慣性(膨張)変化が大きい方が音質的にはうるさく(大きく)聞こえたりしますが、これはあくまでも同じ車両・条件で聴き比べる事が出来た時の感覚で、一般的にはこの様な条件下での聴き比べが不可能な為、判断がつかないと思います。

しいて言えばアルミの場合のみが高音で割れた様な感じで濁った感じの音質が混ざるので区別し易いと思いますが、それ以外のカーボン、ステンレス、チタンでは私自身も区別しにくい位、よく似た音質となっています。

カーボンに関しては、10数年前位まではカーボン生地の下に強度の為、アルミパイプを入れたりして成形をしてた事もあり、その当時はやはりアルミとよく似た音質でした。

世間(?)でカーボンとアルミが同じ様な音と言われているのは、この様な時代背景によるものだと思われます。

現在はカーボン繊維のみでカーボンパイプが成形され、しっかりとした強度、耐熱温度を持っており、音質的には先にも書いた様に、むしろチタンやステンレスに近い音質に聞こえると思います。

ちなみにこれは弊社のカーボンパイプの話であって、他社さんのカーボンパイプがどのような繊維構成(構造)か分かりませんので、この限りではないと思われます。(念の為)

カーボン
※弊社も以前はアルミの下地が入っていましたが、現在はカーボンパイプのみの構造で強度・軽さを最大限活かしています。


どうでしょうか?分かりにくかったですか?

GSR250に関して言えば今回ラインナップ予定のステンレス、チタン、カーボンは、それ程音質が変わらない(差が判らない)と思って頂いて結構かと思います。

私事ですが先日、現在乗っている車の純正の音が悪いのでスピーカーの交換をしにショップに行って来たのですが、恥ずかしながらたいした予算ではなかった為、劇的な変化はしなかったものの、それなりに聴ける感じにはなりました。

これはあくまでも車のスピーカーの場合であって、それと比べるとマフラーの場合、間違い無くそこまで材質の違いが感じられる事もないでしょう。

もちろん私とは違い、敏感に音質を聴き分けれる方はたくさんいらっしゃると思いますが、とりわけバイクのマフラーに関しては、それぞれの材質違いを、目の前で聴き比べしない限り、音質に特徴のある差というのは感じられないと思って頂いて結構だと思います。

特にサイレンサーというパーツはエキパイ部の様にパイプだけで構成しているのではなく、消音材(グラスウール)やパンチング構造等、いろんな要因で音を複雑に造り出しているので、その点からも単純比較は難しくなっているのだとご理解頂ければと思います。

文面がヘタで書き足りない部分も多くあるのですが、今日はこの辺で。

それでは宜しくお願い致します。
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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