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GSR250 マフラー 開発始まってます!

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

開発に必要な部材も揃い、着々と開発にかかっています。

早速ですが、まずはノーマル車両のシャーシダイナモデータから見て行きましょう!

こんな感じです。
DSCN2612.jpg

すごく乗りやすそうな綺麗なパワーカーブですね。
カタログデータは24PS/8500rpmですがテストデータもピッタリ24馬力出ています。(ちなみにピーク発生時は8400rpmってとこでしょうか。 ほぼ同じです)

街中で非常に扱い易く、乗り味がいいとユーザーの方達から評判を聞いていましたが、それを裏付ける結果です。
トルクカーブを見てもすごく乗り易い性格になっているのが見て取れます。
ただし、エンジンの回り方はスムーズと言うよりはレスポンスが弱い事もあり、若干重い感じではあります。

さぁ、どうしていきましょうか?
とりあえずスリップオンマフラーからの開発ですが、前にもお伝えした通りコストパフォーマンスや軽量化にも有利な1本出しでの発売を目指すのですが、左右のどちらにマフラーを出すかです。
基本的にはやはり右側でしょうね。
オーソドックスと言うかしっくり来ると言うか。(正直、左出しは販売面で冒険ですね...)

このGSR250の場合、ノーマルマフラーの集合部にかなり大きめの触媒が入り、その後ろから左右に分かれているのですが、左右非対称な設計となっています。
簡単に言うと右側の取り回しが少し短めで左側がエンジン下の連結部分からチェーン下を通り、センターパイプが長めになっています。

スリップオンを造る際に特性上、長くしなければならないのなら左側で、短くした方がいいのなら右側でと考えていましたが、YZF-R125に続きこのエンジンもかなりのロングストロークエンジンでレスポンスや特性を見る限りは短めのセンターパイプが相性が良さそうですが...
長さ的に極端な長さにならない限り右側1本出しで開発を始める事にします!

また車体バランス的にですが、サイレンサーの長いのが似合うのか短い方が似合うのか現時点でピンと来ていない事もあり、まずは様子を見がてら全体の寸法をサイレンサーの長さの差によって特性を見て行く事にします。(センターパイプは同条件でいきます。)

まずは短い方から

DSCN2607.jpg

こんな感じです。センターパイプはレスポンスUPと実用性のある中速域に焦点を合わせ、可能ならパワーバンドの幅を広げるという目的で気持ち太めの径を選定しています。
これは、ビジュアル的にも貧弱に見えない様にするのにも有効ですが、テストの結果次第では変更する場合もあります。
次にサイレンサーの長い方はこんな感じです。

DSCN2589.jpg

センターパイプの長さは同じでサイレンサーの長さ(容量)が80mm長いタイプです。
この寸法差でどんな結果が出るのか探って行きましょう。

最初にCBR250Rに使用しているサイレンサーでベンチテストをしましたが、ノーマルに対して良い結果が得られなかったので、現時点では除外です。
やはり専用設計で行きましょう!って事で...

次に試作したサイレンサーはレスポンスと中速域の特性を考えて試作した物でパンチング径等をCBR250Rからサイズ変更したタイプです。

比較データは下記の通りです。

DSCN2628.jpg
赤線がショートサイレンサー、青線がロングサイレンサーです。

80mmも長さに差があるにも関わらず殆んど同じグラフを描きました。
レスポンス等はかなりというか、誰がアクセルを開けても差が分かる位改善しています。
ただ、短いサイレンサーの方がレスポンスやダイレクト感が感じられます。

その短い方のサイレンサーとノーマルの比較グラフはこんな感じです。

DSCN2631.jpg

今度は赤線がノーマルで青線が短いサイレンサーのグラフです。
ピークパワーこそ殆んど変りませんがパワーバンドが全体的に拡がりました。

という事でスリップオンマフラー開発の第一弾として、ここから本格的な開発をスタートしたいと思います。

実はこのデータは、ノーマルの2本出しに対して左側をノーマルマフラー、右側を今回テストしたスリップオンマフラーで計測したデータです。

こんな感じに(笑)
DSCN2610.jpg

今回取ったデータを基にしっかりした1本出しのスリップオンを造る事が出来ればコストパフォーマンスや軽量化だけではない、根拠のある1本出しスリップオンに仕上げれると思っています。

同じ業界の中でも特に売り側の人たちの中には、「スリップオンマフラーなんて何処も簡単に造ってる」様なイメージを持ってる人が結構いますが、真剣に取り組んでいる人間だっています(笑)
私の周りでさえ、スリップオンは簡単に出来ると思ってる人間はいます。

確かに「造ってパワー計ってノーマルより良かったらハイ、出来上がり!」みたいなトコ、結構あるんだと思いますけど、そんな確認作業の為に高いお金出してシャーシダイナモを導入してる訳ではなく、造りたい特性を探す為にシャーシダイナモを導入しています。
確かに出来上がった製品が必ずしもお客様に感じて頂けるかと言うと、なかなか難しいトコではあるのですが...

お客様にお金を出して選んで頂くのですから、スリップオン、フルエキに関わらず、全力投球したいと思います。

今回は予めノーマルを上回った形のデータを出してからのスリップオン開発という事で、自分で自分のハードルを上げている感じがしないでもないでが(笑)、「2本出しより1本出しの方がいいよね!」と言ってもらえる様に頑張りたいと思います。

これが地雷となったら... いや、考えないで進みます!(笑)
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Author:ダブルアールズ
WR'S(ダブルアールズ)マフラーの開発状況などを掲載。

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