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YZF-R125 マフラー開発日記

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

先日のブログで書いた、サイレンサー形状についてコメントを頂いた皆様、本当にありがとうございました。

開発担当宛にもメールを頂き、色んな希望を聞かせて頂きました。

実は、出来る事ならアンダーの中にサイレンサーを納めれたらいいなと思いながら開発していましたが、ベンチテストを重ねるうちに、管長的にそれが無理と判断、「さて、どうしようか?」と思っていました。

当たり前かも知れませんが、皆さんから頂いたコメントは十人十色で、いい意味で幅広い意見を聞く事が出来て本当に良かったと思います。
出来上がる商品がなるべく多くの皆様に愛される様、頑張りたいと思います。

ちなみにレース用マフラーは開発予定に入っていません。
またエキパイの流用も無理だと思います。理由は触媒を使用する前提にパイプ径の太さや長さを決めており、触媒の要らないレース用のエキパイとはかなり管長が違うはずです。(申し訳ございません。)


さて、前回からの続きでエキパイの製作をして再度、テストを行います。


今回に限らず開発時に最初に取り掛かるのはエキパイを製作し、特性をしっかり作る事です。
開発のアプローチは各社、違うと思いますが、弊社の場合はまずは特性造りです。
この工程を抜きに、先に使うサイレンサーやレイアウトを決めてしまう事はベンチテストで特性を探っていく上で作業の障害にしかなりません。

ベンチテストの結果、得た管長があって初めてレイアウトを考えられる様になります。
その結果、今回みたいにアンダーカウルの中にサイレンサーを納めたいと思う目標がいとも簡単に崩れる場合も多々あります。(今回は残念でした)

DSCN1494.jpg

写真は前回の試作6号と試作材料の一部です。
ここからエキパイを更に短くし、センターパイプは少し伸ばして、試作7号を製作しました。(7号は写真無しです。)
その結果、偶然にもピークパワーは同じでしたが、低速域から中速域にかけて更に改善する事が出来ました。

条件を同じにする為、ノーマル、6号、7号とそれぞれテストをしました。これが比較データです。
試作 (1)
赤が今回の試作7号で黒が前回の6号です。(何号とか、だんだんおかしな感じになって来ました 汗)

どのデータグラフも気持ち程度、前回と違う感じですが、同一条件比較が大事という事で話を進めると、エキパイの全長を短くしたにも関わらず、今回も低中速域が良くなりました。
ピークパワーは、触媒を入れている事や諸々を考慮して、十分合格点だと思います。

そしてノーマルとの比較がこちら

試作
今回はノーマルも少し良くなってます。

前回とどう違うのか皆さんには判りにくいでしょうね...
でも違うんです(笑)。 レスポンスや加速時間、フィーリングにおいてかなり改善したという感じです。

9200rpm過ぎで発生するノーマルのピークパワーを、試作7号のエキパイでは約7700rpm付近で既に到達しており、そこから先はノーマルでは未知の領域になります。(ちなみに、15%位UPです。)

使用するサイレンサーもほぼ決まってきましたので、いよいよ最終プロトの製作にかかっていきたいと思います。
近く、実走テストでもフィーリングを確認する予定です。

ちなみに今日、MAC-MRD大内社長と電話で意見交換しました。
来週、名古屋でのJMCA会議でお会いする時、更に深く情報交換をして製品造りに役立てたいと思っています。

という事で大内社長、宜しくです!(笑)
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楽しみにしております。
motoGP風ショートメガホンだと良いなぁ♪
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