JMCA加速騒音試験に合格して来ました!

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

昨日は、今年参戦する鈴鹿8時間耐久の打ち合わせで三重県まで行って来ました。
ミーティング後の打ち上げで遅くまで飲み、そのまま1泊して早朝に帰阪し、朝一番から大阪市北区で東京モーターサイクルショーのパーツ協力に関する打ち合わせを終えて、只今帰社しました。

正直、今日はクタクタです...。

なので、今週水曜日(29日)に行われた加速走行試験の結果だけご報告して終わりたいと思います。
(鈴鹿8時間耐久に関してのご報告も近くさせて頂きます。)

GROM用フルエキゾースト、GSR750用スリップオンマフラー共に合格しました

ラウンド (2)
GROM用フルエキゾースト(ラウンドタイプ)


チタンオーバル (2)
GROM用フルエキゾースト(オーバルタイプ)


gsr (2)
gsr (1)
GSR750用チタンオーバルスリップオン

GSR750に関しては、ブログが始まったばかりですので、また開発のブログと共に追々、書いていきたいと思います。

またGROMに関しても、価格が決定しましたので、各種サイレンサー装着写真と共に専用ページにてお知らせしたいと思いますので宜しくお願いします。


またNinja400用フルエキゾーストの開発ブログですが、外装パーツの開発が終了し、バイクが再び戻って来ましたのでこちらも近々、ブログ更新して行きます!
(お問い合わせ頂いた皆様、お待たせしてすみませんでした。もうしばらくお待ち下さい)

今日は久々、疲れ果てています...。

書類関係を終わらせて、今夜は8時位から爆睡してみたいと思います。
スポンサーサイト

GSR750 マフラー 開発日記 - アプローチ編 -

DSCN7294.jpg

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

何でこんなに忙しいのでしょう...。
長年、マフラーの企画、開発及びその他ハード系のアフターパーツの企画、場合によっては他社さん製品の開発を企画から参加して商品化したりと、会社の規模が小さい割にはかなり幅広く仕事をさせて頂いているのですがここ1,2年、特に今年は年初から息つく間もないほど、バタバタと業務をこなしてる状態に追いやられています(苦笑)

本日も夕方までに撮影を終わらせ、浜松で行われるJMCA加速走行試験の為に準備をして今日は浜松泊、試験終了後、大阪に一度戻って明後日は三重県は鈴鹿で打ち合わせで鈴鹿泊、早朝に会社に戻り、通常業務をこなす予定となっています。

こんなスケジュール、タレントならそれなりに稼げるんでしょうけどね!(笑)
まぁ、それを考えるとテンションが下がるので、一つ一つ着実にこなして行きたいと思います。


ブログの更新が遅れていますが、そんな中でも既にGSR750は着実に進んでいます!というか、開発は既に終了して明日のJMCA加速走行試験に持って行くことが決まっています。
(今日中に撮影しないといけないのはこのGSR750です 笑)

まぁ、順を追ってマフラー開発日記を進めて行きたいと思いますので興味のある方はお付き合い宜しくお願いします。

現在開発中で引き続き公道でのテストをしてるKTM 690 DUKEもそうですが、弊社の商品開発としては久しぶりのOVERミドルクラスになります。

とはいえ、弊社でのラインナップが無いものの、実は長年にわたりOEMでビッグバイクのマフラー開発は続けているんですよね。
なので特別な感じは全く無く、ベンチにGSR750が載っているのも普段の光景と何ら変わらないロケーションです(笑)

弊社は2000年代前半に「アルティメットシリーズ」としてYZF-R1や隼、VTR1000SP-1等々ラインナップしていましたが、その以前にもビッグバイクのフルエキゾーストシリーズをリリースしていました。(懐かしい話ですけど)

各社がビッグバイクに移行していくのを見て、あまのじゃくな私は、「それやったら、ウチはミドルに特化しよう!」とそれまでのラインナップを廃盤にし、ミドルクラス1本でいく様になりましたが、それ以来久しぶりにラインナップに復活予定です。

今の時代、リッタークラス以上がビッグバイクでそれより下の排気量は大きい意味でミドル的な、捉え方をされてるのがこの業界の方向性でもありますので、弊社もそんな感じでミドルクラスという枠組みを少し拡げてラインナップして行こうと考えています。

ちなみにこの後の開発予定にはNC750、Z800等を予定しています。

しかし、ここ数年でバイクの性能が一気に行く所までいった感じがしますね。

去年、弊社がOEMで製作したZX-14R用マフラーですが、こんな馬力を発生しました。

ZX-14R.jpg

あくまでも抵抗ロスの無い機械上の数値ですが、何と210psを越しちゃいました。
ちなみにこの時のメーターは310km/hを越えていました。

シャーシダイナモの上でリヤタイヤが310km/hで回転してる所を想像して見て下さい。
シャーシダイナモを完璧に信用してなければ、ベンチテストなんて出来ませんよ!(笑)

このシャーシダイナモはフランス製で「FUCHS(フックス)」というメーカーの機械でドゥカティやアプリリア等の量産バイクのベンチテストでも使用されている機械で、何と210ps越のテストでも車体にタイダウン等の固定ロープを必要としない優れ物です。
実際、リヤタイヤはローラーの上で暴れる事は一切ありません。

また計測する数値が非常に正確で、さすがに量産車に使用されているだけの事はあると思います。
誰が計測してもテスターによって誤差が生じないと言うのは、マフラー開発する上で本当に助かりますね。

弊社ではこの210ps越が最高ですが、2番目はこれも去年OEMで製作したマフラーで計測した「隼」です。

GSX1300R隼

これも十分すぎる程、パワーが出まくっていますが、約179psをマークしました。(グラフではまだ伸びていきそうな感じですね)

こうやって見るとOVER1000ccクラスは破壊力抜群ですね!(笑)

ちなみに弊社での1000ccクラスの最高は2004年にCBR1000RRレース車両にサポートしたフルエキゾーストがやはり、170ps近く出ており、レース用に仕上げられたマシンでのベンチテストが今までの印象では一番恐怖を感じた瞬間でもありました。

2004CBR1000RR.jpg
ちなみにこのデータは8耐用に燃調を合わせた仕様でのデータです。
スプリント仕様ではもう少しピークパワーの山が尖って行きます。


こんなところからGSR750に話を戻し、性能比較するという訳ではなく、上のグラフを引き合いに出して何を言いたいのかというと、このGSR750の場合、カタログスペックでは106psを10,000rpmで発生するのですが、この馬力が如何に実用性に優れ、体感し易いかとい点です。

まぁ実際には106psなんていうと、実用域を越えているのは間違いないパワーですが、アクセルを開けてのパワー感やスポーツ性能を存分に体感出来る運動性能等、この国の道路事情に十分過ぎる位、マッチしているんですよね。

200psや180psは上級者の人でも使い切るという点においては正直言って体感出来るパワーではありません。

ピークパワーこそ10,000rpmで発揮しますが、回していく楽しみやそのフィーリングは、このバイク自身の持ってる性能を引き出して走れれば走れる程、バイクに乗ってるライダーとの一体感が生まれて来ると思うんですよね。

既にベンチテストは終了していますが、8,000rpmから10,000rpmまでのこの2千回転に至ってはエンジンから絞り出すパワー感や音質、フィーリングまで750ccだからこそ感じられるフィーリングではないでしょうか。

Over1000ccクラスの、車の様なトルク感ではなく、綺麗に吹け上がる事でのパワーフィールが個人的にはかなり好きですね。
回していって楽しいエンジンっていうのは、非常にワクワクしますね!(あくまでも個人的意見です)

次回はこのエンジンの持つ特性を見ながらマフラーを造る方向性のお話にしていきたいと思います。

DSCN7292.jpg


GROM(グロム) マフラー開発日記 - フルエキゾースト編

125 (6)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

最終的な街中での実走テストも順調にこなし、若干ですがレイアウトを少し触ってほぼ量産型仕様となりました。

これで来週、浜松で行なわれるJMCA加速走行騒音試験に万全な準備で迎える事が出来そうです。

この日は加速走行騒音試験、近接騒音試験が行なわれる訳ですが、実はもう一つ大事な試験も行なわれます。
それは、アイドリングモードによる排ガス試験です。

車検のあるクラスは二輪車モード排ガス試験や、あるいは去年以降生産のバイクではWMTCモードでの排ガス試験を車両検査協会さんで受けなければいけませんが、車検の無いクラスではJMCA加速走行騒音試験時に現地にてアイドリングモード試験を受けれる事となっています。

今の時代、騒音試験だけでは合法マフラーにならないんですよね。
もし、平成22年以降の車両で現在装着しているマフラーに触媒が内臓されていないマフラーを装着されているとしたら、それは違法マフラーとなってしまうんですよ!(知ってましたか?)

そしてただ触媒が付いていたらいいという物では無いんですよね!
こうしてしっかり試験に合格して初めて合法的なマフラーになります。

その触媒ですが、このグロム用フルエキゾーストにももちろん内蔵しています。

IMG_20140116_110437966.jpg

センターパイプとサイレンサーの連結部のこの位置に内蔵しています。

触媒の容量から言えば、完全にオーバークオリティのしっかりした物を内蔵しています。
これにより排ガスはより浄化されるのはもちろんですが、触媒による性能面でのデメリットをほぼ皆無にしています。
(思ったとおりの動力性能向上の実現にも貢献してくれました)

コスト面ではもちろん不利な方向に働く訳ですが、動力性能や浄化性能を考えれば、使うべきだと考えて採用しました。
極力、商品価格に反映させない様に製作の効率化を行なう事で何とかなると思います(...頑張れ、オレ!)


さて前回、画像をご用意出来なかったラウンド(真円)タイプのフルエキゾーストですが、最終プロトの写真をご紹介します。

ラウンド (1)

ラウンド (2)

ラウンド

写真はステンレス/チタン(焼色)になります。

ついでにチタンオーバル(焼色)仕様もUPしておきます。

チタンオーバル

チタンオーバル (2)

チタンオーバル (1)

パワー優先でベンチテストをした事もあり、近接騒音試験は余裕でいけるものの、加速走行騒音試験の方が若干心配なトコもありますが、きっと無事に合格して来ると思います。

また来週の試験が終わりましたら、ご報告したいと思います。

それでは宜しくお願いします。

GROM(グロム) マフラー開発日記 - フルエキゾースト編

GROM1.jpg

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

昨夜は(有)アンレーベル辻井さんとモトモト誌編集長の山ノ井さんと3人で自宅近くの居酒屋さんで会食後、スナックでカラオケ大会となり、かなり深酒をしてしまいました...

山ノ井さんとは何年ぶりでしょうか?
会食時、現在GROMのフルエキを開発中だという事を伝えると、さすが編集長!早速写真を撮りに来てくれました。
ちなみに山ノ井さんも飲み過ぎで頭が痛いとの事...(笑)
仕事を終えて、無事に東京まで辿り着く事を願っています(笑)

さて、本題に入りましょう。

まずはノーマルマフラーでのベンチテストで再確認です。
前回測定したグラフはピークパワーが発生する7,000rpmを少し越した8,000rpmまでの計測となりましたが、今回はフルエキと比較しやすい様にレッドゾーン手前の9000rpm越まで回してのテストです。

そのグラフがこちら。

ノーマル
赤線が今回のノーマルグラフで黒線が前回のグラフです。

ノーマル同士ですが、今回の方が若干いいグラフとなりましたね。
このデータを元に比較をして行きましょう。

まず仕様としては、エキパイ(φ32)→センターパイプ(φ32→φ50)のタイプ1と(φ32)→センターパイプ(φ34→φ50)のタイプ2で比較したところ、センターパイプの前側に(φ32)を使用したタイプ1の方がレスポンスや加速力が良い事が判明、グラフ的には殆ど変わらないものの、フィーリングからタイプ1のエキパイで開発を続けて行く事に決定しました。

そのタイプ1で出たファーストコンタクトがこのデータです。

プロト 
赤線がタイプ1で黒線がノーマルです。

1回目からかなり良い感じです。

ただちょっとギスギスした感じのフィーリングがあり、寸法的(容量的)にもう少し長さを変えて調整してた結果、元の寸法より3cm程、φ50の長さを伸ばす事でかなり小気味の良いフィーリングになりました。

そのデータがこちら。

プロト  (1)
赤線がフルエキで黒線がノーマルです。

そんなに変わっていない様に見えますが、高回転域でかなりパワフルになっています。
その反面、低速域では弱い谷こそないものの、1回目より若干下回っています。

実走テストでは、特に問題は感じませんでしたが、しかしながら思い付く所があり、その部分を改良です。

IMG_20140110_17005555.jpg

これはセンターパイプの後ろ側の部分、サイレンサーと繋がるパイプ(φ50)です。
1回目、2回目のテストには見栄え的な事も考慮に入れて写真下側のテーパー角度が長いタイプをチョイスしていました。

パイプをどんどん太くしていく時に気を付けなければいけない事は、使うテーパーが適正な寸法かどうかと言う事です。(テーパー角度や長さ等。)

これは、排気量や気筒数によって全く条件が変わりますが、こういう部分のサイズで結構特性が変わって来たりします。
特に排気量が小さい場合は、こういう部分での差が結構ハッキリ出たりもします。

そこで全体的な寸法はそのままに、写真上側のテーパー角度のきつめのタイプに交換して再度ベンチテストです。
その結果がこちら。

プロト  (2)
赤線がフルエキで黒線がノーマルです。

分かるでしょうか?
見慣れない方からすると、たいして変わっていないじゃないか!と言われそうですが、かなり改善できてるんですよ!(笑)
低速域も改善出来ましたが、結果として高回転域でもピークパワーが向上しました。

これで再び実走テストで検証してみましたが、かなりいい感じです!(ホントに)
GROMに乗ってる方なら、きっと誰でもその違いに気が付くと思います。

ノーマルでのモッサリ感は無くなり、ノーマルとの加速力の差にその違いがハッキリと表れています。

その後、何パターンかテストしましたが、この仕様がベストだと確認出来ましたので、コレで行く事に決定です。

ちなみにチタンオーバルで開発を始めましたが、真円(ラウンド)タイプの問い合わせもあった事や、カーボンタイプが欲しいとのリクエストも頂いていましたので、実はラウンドタイプも同時進行で開発していました。

そのグラフがこちら。

プロト  (3)
赤線がフルエキ(ラウンドタイプ)で黒線がノーマルです。

低速域はチタンオーバルより少し落ちていますが、2,000~3,000rpmの極低速域は逆にノーマルよりもパワーが出ており、高速域まで滑らかな繋がりで綺麗に吹け上がります。

オーバルとラウンドのサイレンサー内部構造が違う為に少し違う性格になっています。
(乗り味は結構似ていて、私自身ハッキリと違いが分かりませんが)

どちらにしてもそれぞれの個性がしっかり出たのではないでしょうか!

次回にでも画像をUPしますが、まずはちょこっとだけ...本日、山ノ井さんが撮影をしてた時の物をUPしておきます。
(見えにくいですけど)

次回をお楽しみに。

IMG_20140118_100841503.jpg

IMG_20140118_102109108.jpg
IMG_20140118_101945288.jpg

IMG_20140118_10251675.jpg

GROM(グロム) マフラー開発日記 - フルエキゾースト編 -

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

GROM用フルエキゾーストマフラーの開発ブログですが、長らく更新出来ずに申し訳ございませんでした。

思いの外、たくさんの方からメールやお電話でブログの更新時期や、開発の進行状況等に関してお問い合わせ頂いており、早く更新しなくてはとの思いと裏腹になかなか更新が出来ませんでした。

そもそも去年に一度開発がストップしたのはパイプを曲げる機械(ベンダー)に使う専用のロールというのがあるのですが、弊社のロールが比較的に大きな半径R用の物しかなく、ミニバイクに使える小さな半径Rを持っていなかったのが、開発を中断していた理由です。

そこで近所で公私共に仲良しの(有)アンレーベル辻井さんに連絡、アンレーベルさんのベンダーで試作を手伝って貰う事となり、私が使いたいエキパイサイズ(φ32)のロールが乗るタイミングが1月上旬だった事からこの時期まで延期していました。

BEAMS田中さんにも「ウチで良ければ」とありがたい言葉を頂いていたんですが、今回は近所のアンレーベルさんでお願いしました。
いやぁ、同業ライバルですが「お互い戦うのは市場で」という事で、困っている時に皆さんに声をかけて頂き、良い仲間を持てて本当にありがたいものです。


話を戻しますが、エキパイの入り口の部分はφ25.4ですが、そこからすぐにφ32のエキパイへと繋がっています。

φ32で行きたかった理由ですが、弊社のミニバイク用マフラー「MSシリーズ」で既に、このサイズのエキパイで実績があった事、また125ccの排気量では最近、YZF-R125やCBR125Rで使用した際にも好データが得られており、ノーマルでベンチテストをした結果からも高回転域の特性を改善するには是非ともノーマルより太いサイズを使いたいところだったので、迷わずこのサイズをチョイスしました。

もし、このサイズを使って更にまだまだ行けそうなら、φ34に切り替えるつもりでスタート!

IMG_20140108_144258656.jpg
パイプを曲げる辻井社長。 ※ 辻井さんご苦労様でした。

早速アンレーベルさんに行き、オッサン二人でGROMに合わせてあ~でもない、こうでもない等と言いながらレイアウトしていきます。もちろん、ドレンボルトは避けてレイアウトしていきます。

お互いマフラー開発が長い事や、プライベートでも仲良しな事もあって、結構息がぴったりと合ってましたね(笑)
イメージ的には30年位コンビを組んでる売れない漫才師みたいに、間合いがピッタリでした(笑)

そんな事もあり、エキパイのレイアウトを決めて早速、会社にバイクを持ち帰り、今度はシャーシダイナモの上に載せてセンターパイプを製作していきます。(ここから先は、ピン芸人としての作業です 笑)

使うサイレンサーはチタンオーバルサイレンサーです。

IMG_20140110_135310372.jpg

センターパイプに関しては前側をφ32かφ34を、そこからテーパーでφ50にする予定で進めて行きます。

φ50なんて、太過ぎやしませんか?と思った方や、同業の方々!
いやいや、案外そうでも無いんですよね、その為にセンターパイプ前側をφ32もしくはφ34で繋いでいこうと作業を進めてる訳です。

これはもちろんノーマルグラフを私なりに分析した結果から、このサイズをチョイスしているんですが、上手くいってくれるといいですね.

もし駄目だった場合ですが、その時はその時で判断は至って簡単です。
ヘンに拘らず、無理に押し通す事無く、シンプルに駄目な場合はやり直す!これだけの事です。

このクラスは、パワーを使い切れるクラスですから、もし方向が間違ってたらどれだけ取り繕ったとしても、仮に嘘を言ったらお客さんが絶対に分かるんですよね。(だからって訳じゃないですけど、そこは妥協せず造って行きますよ!)

そうこうしながら、サスペンションの動く方向をしっかり確認し、クリアランスを確保しながらセンターパイプをレイアウトして出来たのがこんな感じです。

GROM (1)

いい感じでしょ!
バランスを見る為、外にバイクを出して確認してみた写真がこちら。

125 (10)
125 (11)

若干のレイアウト変更はありそうですが思いの外、バランスよくチタンオーバルが似合っています。

バイクをお貸し下さっているレーシングワールドの社員さん、完成したらこのチタンオーバルを装着したいとダックス平井さんから伺っていますが、いい感じに仕上がりそうですよ!

次回はベンチテスト編でブログの更新をします!
ご期待下さい。(出来れば明日、更新します)

GROM (3)

新型 Ninja400 マフラー開発日記 - ノーマルマフラー取り外し =

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。
人によっては3連休ですが、皆さんは楽しまれていますか?

私は昨日は一日ゆっくりさせて頂いて、今日は一人で出社です。

新型Ninja400のブログを更新してますが、今日は大詰めに来てるGROM用フルエキゾーストのベンチテストです。

マフラー造ってベンチ回してノーマルより良ければ完成!って間単に終わらせればいいのでしょうけど、私の場合、今回も懲りずに数パターンの試作を用意しており、ベンチテストでベストを探しながら、そのベストのマフラーを更に煮詰める作業がこの後に待っているので、シングルエンジンのGROMであっても簡単には終わりません(笑)

まず今日中に完成する事は無いでしょう(笑)
いつもながらじっくり熟成させます。


さて新型Ninja400ですが既に書いた通り、シャーシダイナモ上はGROMが乗っており、Ninja400は現在は外装担当の徳ちゃんが綾織りカーボンタンクパッド、リヤフェンダー、そしてフェンダーレスKITの開発作業に取り掛かっています。

かなり格好の良いものを開発してくれていますので、皆さんこちらの方も楽しみにしていて下さいね!

今日は前回ブログで書いた通り、ノーマルマフラーを取り外してどんな風になっているのか見て行きたいと思います。

本来は右側カウル全てを外せば作業は非常にスムーズに進行する訳ですが、普段バイクの整備をされていない方等は、サービスマニュアルを見ながらでも難しかったりするものですよね。
(まず、サービスマニュアルを持っていなかったりもしますしね)

マフラーを外すには右側アンダーを外すだけでマフラーが外れますが、簡単そうにも見えますが素人の方ではこの作業をするだけでも悩む位にボルト類が隠れてたりもします。

IMG_20140113_105343747.jpg
何だこれだけか!と思った人、マフラーを外すにはまだ他にもありますが、では進めて行きましょう。

※ 作業は二人でする事をお勧めします。

右アンダーを外す際にアッパーカウルとの接合部が外し難いので右アッパーのフレーム横のボルト類も一度外しておきます。(カウルの自由度が拡がります)

アンダーカウルの内側にもプラスネジがあり、これも忘れずに外しましょう(計4本)
アンダーカウル類のボルトを全て外すとカウルが取れる訳ですが、実はマフラーの防音シートが両面テープでくっついており、これを外す時に「バリバリバリ...」ってまるでカウルを割っているかの様な音が聞こえて来るんですけど、両面テープの音なので、気にせず、しかし慎重に外します。

ninja 400 (5)

アンダーを外すとアッパーカウルにくっ付いてる防音シートが確認出来ます。
マフラー装着後、カウルをすぐに組み直せば、この両面テープはくっ付きますし、弱い場合は予め薄い両面テープを用意してカウルの組み付け時に貼り直してもいいかと思います。(きっと用意しなくて大丈夫そうです)

カウルの取り外しに関しては、また改めて詳しくご紹介致します。

いよいよマフラーです。
まず最初に左側にある、O2センサーボスを予め取り外しておきます。

ninja 400 (13)
これは特にカウルを外す必要も無く取り外せます。

次に右側ステップホルダー下のカバー(ボルト2本)を取り外します。

DSCN69541.jpg
このカバーを外すと...
400 (16)

ステップ裏にボルトが2本見えてきます。

ここまで来たら、先にエキパイのナットを4個とも外しておきます。
次にサイレンサーの前側のボルトを外し、その次に後側のボルトを外す訳ですが、これは長いボルトでフレームの中を貫通しているボルトになり、チェーン側からボルトが通っています。

ninja 400 (12)
写真真ん中のこれです。(M12)

右側からナットを緩め、この長いボルトを抜くとマフラーが外れますが、かなり重いので一人がマフラーを支えて、もう一人がボルトを抜き、カウルやエンジンに傷が付かない用に慎重に取り外して作業は終了です。

しかしながら右側の2本あるサイレンサーボルトが、ステップと干渉して外しにくい場合は、フレームカバーを取り外す必要がありまけど、無理して作業をせずにステップのマウントボルトを外し、ステップを浮かして作業をする方が良いかと思います。

400 (6)

このカバーは六角ボルトを外し、持ち上げるとスポっという感じで外れます。

400 (4)
こんな感じに。
後はマウントボルト3箇所外すだけです。

サイレンサーを外す際、頭の大きな工具(3/8ラチエット等)は入りませんが、メガネレンチや1/4ラチエットは入りますので、ユニバーサルジョイント等を用いて作業すれば、この作業は要らないです。
M12の板ラチエット等、あると便利なので予めご用意できたら作業はかなり捗りますね。

そして外したマフラーはというとこんな感じです。

ninja 400 (3)
ninja 400 (1)

写真で見るよりかなり大きなサイレンサー(膨張室)を持つマフラーです。

どれ位大きい容量かというと、マフラーを外した車体はこんな感じになります。

ninja 400 (2)

前モデルのNinja400Rよりかなり大きなスペースがあります。
マフラー自体も容量的にかなり大きくなっていますし、エキパイを集合させて腹下にサイレンサー...って具合に造ってしまうと、まずパワー的に(?)と考えますが、どうでしょう?

まぁ元々、そんなタイプのマフラーを造るつもりは無いですけど、サイレンサー(膨張室)内で通っているパイプの長さを想像するにかなりの長さを稼いでいる事は安易に想像出来るので、最適な長さ(容量)を見つけるべく、マフラー開発に入りたいと思います。

前モデルで開発したスリップオンでも長さを確保する事で、下から上まで特性がかなり向上しましたので、その辺も頭に入れて開発してみたいと思います。

ちなみに前モデルのNinja400Rのスリップオンがこれです。
brog-ninja400r-2.gif

スリップオンですが3ピース構造です。

触媒部 → サブサイレンサー(サブチャンバー)→ メインサイレンサー(メガホン)に分かれています。

この寸法も前モデルのノーマルサイレンサー容量から計算して造った物で、エキパイの長さにもよりますが、これ位の寸法は要るのではと考えますが、どうでしょうか。(手間がかかりますがね。。。)

GROM、GSR750の開発が近く終了しますのでその後すぐに開発に取り掛かりたいと思います。

GSR750スリップオンマフラー開発します。

GSR750  (1)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

今月は仕事始めから、やる事が一杯でいつもの正月明けモードは全く無く、珍しく年初から目一杯に仕事モードになっています(笑)

例年とは違い、マフラーの開発中車両が複数台ある状況なんですがそれに加えて急遽、GSR750用スリップオンマフラーの開発をする事が決まりました。

仕事始めの挨拶で㈱ダックスコーポレーションさんに行ったんですが、その時にダックスさんの開発室にマフラー開発用のGSR750を発見!

GSR750をマジマジと見てる間に造りたくなってしまいました(笑)

去年、異型チタンオーバルをリリースしてからGSR750等、スポーツネイキッドバイク用マフラーのリクエストもたくさん頂いていた事もあり、またダックスさんのご好意で車両を貸し出してくれる事となりましたので、正式に開発する運びとなりました。

GSR750でスリップオンマフラーを開発するにあたって、触媒は純正をそのまま使用出来て、センターパイプの途中からサイレンサーまでを交換するタイプになるので、新たに排ガス試験が必要無い事でかなり早いスピードで開発が出来ます。
※ 商品には、車検に必要な「純正触媒使用確認書」が付属されます。

スリップオンに使うサイレンサーはもちろんこれです。
OV4250JM (100)

【78 kW 〔106 PS〕 / 10,000 rpm】を発揮するGSR750を更にアップデート出来る様なマフラーに仕上げたいと思います。

触媒内蔵型スリップオンマフラーの開発とは異なり、純粋にサイレンサー構造とセンターパイプの適正化を図る作業となるので、この最近では珍しく最短で開発が出来る事もあって、1/29のJMCA加速走行試験に間に合わせる予定です。
(後、20日ですが十分間に合うでしょう!)

ちなみに1/29のJMCA加速走行試験にはGROMも持って行きます。

GROM.jpg

こちらも年明けから既に開発が進んでいます。(近くブログ更新します。)

新型Ninja400に関しては去年からスタートした新しい排ガス試験「WMTCモード」という排ガス試験の兼ね合いもあり、JMCA加速走行試験は2月末を予定しています。
それまでにカーボン外装パーツも含めてこちらも着実に開発を進めて行きたいと思います。

KTM 690 DUKE 、新型Ninja400 、GROM 、そしてGSR750と開発中のバイクがあり、その後には125/200/390DUKEが控え、また詳細は言えませんが、東京モーターサイクルショーに出展されるバイクの開発も入っており、今年は年初から大忙しです。
そうそう、Ninja250/Z250用フルエキゾーストですが、もて耐サポート用にレースマフラーの開発もありました(汗)。
現在、JMCA認証マフラーとして触媒が内蔵されていますが、レース用として触媒レスのマフラーでのベンチテスト&改良作業もありますね...

今年は鈴鹿8耐の準備も控えている、というか現在も進行中で、何か全てを考えていると頭がおかしくなりそうですね(笑)

一つ一つ、着実にしっかりこなして行きたいと思います。

ブログではそれぞれの動きが分かるようになるべくマメに更新して行きたいと思いますので宜しくお願い致します。



新年明けましておめでとうございます。

IMG_20131218_110024284.jpg

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

本日からいよいよ2014年シーズンがスタートします。

あらためまして皆さん、明けましておめでとうございます。
皆様にとって良い一年になる事を願いつつ、私共も良い一年になる様に頑張って行きたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。

ブログを見て頂いてる皆様は、私の堅苦しい挨拶を読む為にブログを見て頂いてるとは思っていませんので、ご挨拶はこの辺で早速、本題の開発日記に行っちゃいます。

まずは、年末に更新出来なかったNinja400用マフラー開発日記からスタートです!

慣らしをひと通り終え、まずはノーマルのポテンシャルを確認するべく、シャーシダイナモでのベンチテスト開始です。

ノーマルでのデータはこんな感じに出ました。

ninja 400 (4)
力強いパワーカーブで6000rpmからはトルクが更に増して、400ccらしく力強く吹け上がっていきます。

ちなみに、同一条件ではないので安易に比較は出来ませんが、Ninja400R(前モデル)のデータがこちらです。
Ninja400R (2)

エンジン自体が同じという事もあり、グラフ自体はとても良く似ていますが、マフラー(排気系)と吸気系の見直しもあり、新型Ninja400は5,000rpm以降は更に力強くなっている事がグラフからも体感的な部分でもしっかり違いを感じます。

感覚的には正直言って、こんなに違うと思いませんでした。
イメージですが新型Ninja400は、前モデルのNinja400Rを10%程ボアアップした時位のパワーフィールです。

とても同じ諸元表(最高出力32kW(44PS)/9,500rpm 最大トルク37N・m(3.8kgf・m)/7,500rpm)を持つバイクとは思えないほど、力強くなっていますが、これはあくまでもベンチ上での数値だけの話でもあります。

実際には前モデルより6kg増となった車体を引っ張っていく事を考えると機械の上での差がそのまま実走行で表れるかというと(?)ですが、しかしながらトータルバランスが良くなっているのは間違いないでしょう。

次回はノーマルマフラーを取り外し、どんな感じになっているのかを見て行きたいと思います。

せっかくですから次回のブログではノーマルマフラー脱着の手順も分かり易く解説してみたいと思います。
マフラ-交換を自分でしようと考えている人は、必見かも知れません。

今日は挨拶回りもあり、手短にブログをまとめましたが(笑)、あいも変わらずこんな感じでやっていきますので皆様、今年も一年お付き合いの程、宜しくお願いします。


PS: 私達が正月休み中、外装担当の徳ちゃんが休まずNinja400用のカーボンリヤフェンダーを開発してくれました。
   まだ試作ですが、いい感じに仕上がって来ていますよ!
   こちらもお楽しみに!

ninja 400 (8)
ninja 400 (6)
ninja 400 (7)
-WR'S-サウンド
プロフィール

ダブルアールズ

Author:ダブルアールズ
ダブルアールズ製品のマフラーやカーボンパーツなど
開発状況や各パーツの担当者のコメントなどを掲載。

リンク
訪問者
現在の閲覧者数:
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QR