Ninja250SL マフラー動画をUPしました。

Ninja250SL スリップオン ( (1)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。


週明け、会社に来てみると本当にたくさんのお問い合わせを頂いており本当に嬉しく思います。
朝一番のお客様からのお電話で「いよいよですね!待ってましたよ!」と言われた事は開発者として嬉しい限りですね。

その電話でも言われましたが、マフラーの動画に関して皆さん、大変お待たせしました!

実は先週土曜日にUPしていたので既に見て頂けた方々もいらっしゃるとは思いますが、Ninja250SLのマフラー動画をYouTubeにUPしました。

今回もラウンド(真円)タイプとチタンオーバルタイプの両方の動画をUPしましたので、音質等も聞き比べて頂けたらと思います。

Ninja250SL スリップオン(ラウンドタイプ)

Ninja250SL スリップオン(チタンオーバルタイプ)

毎回の事ですが、画像は少々暗いので申し訳ないのですが、音質はしっかりとそれぞれの個性を感じて頂けると思いますので宜しくお願い致します。

また前回お伝え出来ていなかった詳細情報については下記の通りです。

【 音量データ 】

・ Ninja250SL ラウンドタイプ   近接騒音値  92db (94db)  加速走行騒音値  81db (82db)

・ Ninja250SL チタンオーバル  近接騒音値  91db (94db)  加速走行騒音値  79db (82db)   ※( )内は基準値

【 重量データ 】  ※ ノーマルサイレンサーは約4.2kg 弊社調べ

『 ラウンドタイプ 』

・ ステンレススリップオン(品番 BF4260JM 価格38,000円)  重量 2.15kg  
Ninja250SL   4260 (3)

・ チタンスリップオン   (品番 BT4260JM 価格46,000円)  重量 1.97kg
Ninja250SL   4260 (6)

・ 焼色チタンスリップオン(品番 BK4260JM 価格49,000円)  重量 1.97kg
Ninja250SL   4260 (5)

・ カーボンスリップオン  (品番 BC4260JM 価格48,000円)  重量 1.81kg
Ninja250SL   4260 (4)


『 チタンオーバルタイプ 』

・ チタンオーバル(ソリッド)  (品番 OV4260JM 価格53,000円)  重量 2.05kg
Ninja250SL   4260 (2)

・ チタンオーバル(焼色)   (品番 SV4260JM 価格57,000円)  重量 2.05kg
Ninja250SL   4260 (1)

となっています。

純正マフラーの重量が4.2kgですから、ステンレススリップオンでも約50%の軽量、カーボンスリップオンなら約60%も軽量出来る計算です。

もちろん、マフラーを装着したままオイル交換及びオイルフィルターの交換が可能ですのでご安心を!

元々車重が軽く、扱い易いバイクですがこのスリップオンマフラーは単に重量が軽いだけでなく、ノーマルマフラーに比べてショートな為にマスの集中化にも貢献していますので、重量以上の取り回しの軽さを体感して頂けると思います。

また特性的にもノーマルを下回る事無く、低速から高速域まで伸びやかに吹け上がってくれますので、私個人としてはそちらにも期待して頂ければ、と思っています。



話は変わりますが昨日は鈴鹿8耐前の最後の鈴鹿フルコースレースがあり、気になるので様子を見に行って来ました。

今年はJMCAの職責もあるので完全に横目でチラッと覗っているだけですけどね(笑)

2015鈴鹿サンデーレース (5)
2015鈴鹿サンデーレース (4)

予選は「たかやっち」こと奥田選手が外車勢二番手の堂々5位。
2015鈴鹿サンデーレース (6)

大樂選手が外車勢5番手の予選19位と久々の鈴鹿ながらまずまずのポジションです。
2015鈴鹿サンデーレース (8)

ちなみにこのレース出走は車両のアップデートを目的に8耐でのデータ収集の為と割り切っての出走ですが堂々たるものです。

2015鈴鹿サンデーレース (1)
今年はハンドルがベビーフェイス製に... 佐藤社長、持っているんだったら去年に欲しかったです(笑)

ポールポジションは先日ブログでも慣らしの様子を書きましたが、「TT45」相馬利胤選手が獲得。
2015鈴鹿サンデーレース (3)
ST600とダブルポールを獲得、ST600ではポールトゥウインでしたが、JSB1000は残念ながらトップを走りながらもトラブルでリタイヤ。

※相馬君、大変残念でしたけど貴方の走りはレース関係者にもしっかり焼き付けられたと思うので、悔しいでしょうがその思いを鈴鹿8耐にぶつけて頑張って欲しいと思います。(TT45クルーの皆さんも応援してますよ!)

さてそのJSB1000の結果はというと。。。

2015鈴鹿サンデーレース (7)

たかやっちは去年に引き続き外車勢では圧倒的速さを見せるBMWに競り勝ち、堂々の外車勢トップの決勝5位。
大樂君も脅威の追い上げで一時、11位まで上がってくるものの、車体に若干のトラブルが出て最終的に17位と順位を落としはしましたが、最終ラップに今年の自己ベストを更新するという、実に彼らしい走りで無事、レースを終えました。

実況でも去年の2位と5位入賞時と同じく、KTMの話で持ち切りになり、あらためてその実力を皆さんにアピール出来たレースとなりました。

「Team HOOTERS KTM with 斉藤祥太」としては、順調に2年目を迎えたと思います。

たかやっちの後ろには2015年式のYZF-R1や新型BMWS1000RRも居並んでいる事を考えると本当に上々のスタートでしょう。
チーム内の雰囲気も徐々に気合が入り、引き締まっていくのが感じられました。
今年は去年と違い、部品が揃っていて非常に進め易いので、8耐ウィークまで転倒なく、課題の克服に邁進して行って欲しいと思っています。

帰りはたくさんの荷物を載せてチーム助監督でもある斉藤祥太君が、軽トラを運転して帰って行きましたが、この辺りがこのチームのなかなか面白いところです(笑)

祥太君は、今年も「どんな役割でもこなしますよ!出来たら難しい作業の方が緊張感あっていいです!」と力強く応えてくれましたが、彼は本当に俳優にしとくのがもったいない(?)位、今年も頑張ってくれていますね。

2015鈴鹿サンデーレース (2)

今年も彼の働きに期待です。


それでは今日はこの辺で。


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Ninja250SL スリップオンマフラー 品番・価格が決定しました。

Ninja250SL スリップオン ( (2)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

先のブログでもお伝えしましたが、6月25日にリリース予定のNinja250SL用スリップオンマフラーの品番・価格が決定しましたので画像と共にご紹介させて頂きます。

尚、KTM 125/200 DUKE用スリップオンマフラーも近日中に品番・価格をお伝えさせて頂きますので今しばらくお待ち下さいね。

それではまずはラウンド(真円)タイプから ※ 価格は全て税抜き。

・ ステンレスサイレンサー仕様       品番 BF4260JM  価格 38,000円

Ninja250SL BF4260JM (1)
Ninja250SL BF4260JM (3)
Ninja250SL BF4260JM (2)


・ チタンサイレンサー仕様        品番 BT4260JM  価格 46,000円

Ninja250SL  BT4260JM (1)
Ninja250SL  BT4260JM (3)
Ninja250SL  BT4260JM (2)


・ カーボンサイレンサー仕様      品番  BC4260JM  価格 48,000円

Ninja250SL  BC4260JM (2)
Ninja250SL  BC4260JM (3)
Ninja250SL  BC4260JM (1)


・ 焼色チタンサイレンサー仕様     品番  BK4260JM  価格 49,000円

Ninja250SL   BK4260JM (1)
Ninja250SL   BK4260JM (2)
Ninja250SL   BK4260JM (3)


次にチタンオーバルタイプ

・ チタンオーバル(ソリッド)サイレンサー仕様    品番  OV4260JM  価格 53,000円

Ninja250SL  OV4260JM (1)
Ninja250SL  OV4260JM (2)
Ninja250SL  OV4260JM (3)


・ チタンオーバル(焼色)サイレンサー仕様     品番  SV4260JM  価格 57,000円

Ninja250SL SV4260JM (1)
Ninja250SL SV4260JM (2)
Ninja250SL SV4260JM (3)


という感じで合計6種類のバリエーションでラインナップ予定となっています。
スリップオン装着時に必要なジョイントガスケットは商品に同梱しておりますので、あらためてご用意して頂く必要なく、到着後すぐにマフラー交換が可能です。


一気に紹介しましたが、ちょっとスッキリしました。

JMCA加速走行騒音試験の合格をブログで書いて以来、発売時期や価格、写真のリクエスト等々、結構プレッシャーがかかる位のお問い合わせを頂いていましたから(笑)

特に問い合わせが多かった動画に関しては、近く撮ってYouTubeにUPする予定ですので、こちらの方も準備出来次第、ブログでお伝えしたいと思います。

尚、ご予約に関しましては現時点で卸会社様及びパーツ用品店さんに新製品案内を出来ておらず、遅くとも今週中には各社にリリース案内をお送りする予定にしていますので今しばらくお待ち下さいね。

YZF-R25に続き、お問い合わせの数も多く、大変ありがたく思います。

チタンオーバルのジェントルな質感を醸し出すようなサウンド、そしてシングル独特の歯切れ良く、元気の良さが前面に出たラウンドと、それぞれ本当に個性の出た仕上がりとなりましたので、どちらのタイプを選んで頂いても満足して頂けるのではないかと考えております。

重量データが間に合わなかったのですが、音量データに関してもまた次回のブログでお伝えさせて頂きますので宜しくお願いします。

それでは今日はこの辺で。

Ninja250SL スリップオン ( (1)

Ninja250SL マフラー開発日記

Ninja250Sl   wrs (1)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

ゴールデンウィーク以降、大雨等の影響もあって蒸し暑い日が多いですね。。。

去年の今頃は8耐の準備に追われ、耐久用のタンクが来ないだの、耐久用キャリパーもまだ手元に届いていないだのと、バタバタとしてた訳ですが(笑)、今年は今年でJMCAでの役職的な仕事でやはりバタバタとしており、ある人から見ればそれが充実した日々に見えたりもするのでしょうが、当の本人は「よくもまぁ、毎年毎年何かに追われる様な人生を送っているなぁ」と呆れるばかりです。(笑)

愚痴を書くと運が逃げるので書きませんが(笑)、まぁ今は目先のお仕事を粛々としっかりこなして行きたいと思います(笑)
※ 豊中のBOSS、犬の散歩ばかりせず、関西の仲間集めてそろそろパーっと飲み会しましょうよ!(笑)


さて本題ですが、Ninja250SLのスリップオンマフラーの最終仕様に向けての音質改善作業も順調に進んでいますよ。

現在の状況はサイレンサーの内部構造を仕様変更する度に音質・音量チェック&パワーチェックしてその仕様を決めて行く作業の詰めの段階です。

パワーチェックする理由は、仕様変更により稼げたパワーが落ちていないか、もしくは更に良くなっていくのかの確認作業になる訳ですが、順調にというのは今のところ仕様変更によりパワーダウンしたりする事なく(逆に特別に良くもなりませんけど)作業が行なえているという事を意味しています。

パワーに関してはスリップオンとしては上出来な感じに仕上がっているのでしっかりキープしながら音質をチューニングしていると理解して頂いて結構だと思います。

音質でいうとチタンオーバルタイプ、それにラウンド(真円)タイプそれぞれしっかり個性のある音質に味付け出来てきました。

Ninja250Sl   マフラー開発③ (1)

チタンオーバルに関してはかなりジェントルな音質で、聞いていて本当に心地良い音質を奏でています。
邪魔な音というか、雑音と呼ばれる余分な音を綺麗にカット出来ていてシングルらしい歯切れの良さの中に疲れさせない心地良さが相まって早朝でも周囲に気を使う必要がなく暖気が出来る位に仕上がっています。

Ninja250Sl   マフラー開発③ (6)

「そうか、音量が低いんだ」というのは早合点で、確かにしっかり音量も整えていますが、ここで話しているのは音質に対してです。

同じ音量の声でもヒステリックに高い声は耳障りで、テレビのナレーションの様な低い声では聞き心地が違いますよね!
分かりにくいかも知れませんが、それが音質の差です。

ちなみにシングルレーサーとまではいきませんが、同じシングルらしい音でもこちらのラウンドタイプはかなり元気のある音質に味付けしております。

Ninja250Sl   マフラー開発③ (5)

アクセルを開けた時のパルス感といい、この排気量としてはかなり低音を効かせた音質に味付けしており、音量面に関してはチタンオーバルと比べて1db(デシベル)高いだけですが、かなり元気の良い感じが出ております。

Ninja250Sl   マフラー開発③ (4)

ラウンドタイプはこの焼き色チタンの他、ソリッドチタン、カーボン、ステンレスとラインナップ予定で準備が出来次第、それぞれのサイレンサーを装着して撮影したいと思いますので宜しくお願い致します。

それと前回ブログで触れたチタンショートオーバルですが。。。

Ninja250Sl   マフラー開発③ (3)

音量的に厳しく、ショートオーバルのつもりが結構長さが必要になり。。。
その結果、あんまり格好良くない、というか全く似合わないので、開発は続けますが、多分お蔵入りになると思います(笑)

Ninja250Sl   マフラー開発③ (2)
ねっ、全くパッとしないでしょう。。。

テールピースの形状変更等も試みましたが、サイレンサー装着位置の兼ね合いもあり、いわゆる「普通」のサイレンサーと化してるので何のインパクトも無く、商品化する意味も感じないので、今回は多分不採用となります。

パワーや音質を犠牲にしたりするとサイレンサー長を短く出来て何とかなるのかも知れませんが、今のところベンチテストでは良くない感じで、それを踏まえても何処まで格好良くなるかは、もう少しやってみないと分からない感じなので、こちらの方は進展があればまたUPしたいと思いますが現状はアウトです、はい。

まぁ、もう少しレイアウトを変更したりして頑張ってみます。

YZF-R25用のチタンショートオーバル(S.O.V)はラインナップの中でもダントツに人気があり、個人的に今回も楽しみだったんですけどね。
一度稼いだパワーを犠牲にしてまでビジュアルだけで商品化するのは、弊社らしくないので期待してくれていた方々には申し訳ございませんが、現状はこんな感じです。

各サイレンサーの最終仕様が(レイアウト含む)決まれば、あらためてブログでお伝えしますので引き続き宜しくお願い致します。

最後になりましたが、このスリップオンマフラーは5/27のJMCA加速走行試験を予定しており、合格した際は6月20日頃リリースを目標に準備しておりますのでお問い合わせ頂いた皆さん、宜しくお願いします。

尚、この商品もスリップオンマフラー装着時に必要なジョイントガスケットは付属していますよ!
※ 既にジョイントガスケットを100個ほどキープしましたので、製品が完成次第リリースします。

それでは今日はこの辺で。

Ninja250SL マフラー開発日記

Ninja250Sl マフラー開発② (6)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

まず最初にお知らせを♪

今週の火曜日(5/12)~日曜日(5/17)迄、ナップス世田谷店さんに於いて
WR'Sマフラー無料取り付け」キャンペーンを行なっております!

本来なら私を含めたスタッフがナップス世田谷店さんの店頭で取り付け作業を行なうのですが、ナップス世田谷店の青木さんに現在進行中のNinja250SLのマフラー開発を優先させて頂く事に快諾を頂きましたので、今回は世田谷店のプロスタッフに取り付けをお願いしてのキャンペーンとなります。

ナップスさん精鋭のプロスタッフの無料取り付け作業ですから、この機会をどうぞお見逃し無く!

ちなみにナップス世田谷店さんにはYZF-R25用スリップオンマフラーを含む、Ninja250やCBR250R、CB400SF/SB用(新製品)スリップオンマフラー等々、弊社の売れ筋商品を店頭でご購入後、即取り付け出来る体制でお待ちしておりますので近郊の方々は是非、チェックして下さいね!

※ マフラー取り付けに関してのジョイントガスケット類等は全て付属(必要の無い商品もあり)しておりますので、マフラー購入代金以外は一切かからないですよ!

特に現在、皆様のおかげで大ヒットしてるYZF-R25用スリップオンに関してはオプションのマフラーヒートガードも店頭にご用意しておりますので、合わせてご購入の方、もしくは既にマフラーをご購入頂いた方でマフラーヒートガードの現物を確認したい方々がいらっしゃいましたら、この機会に店頭まで足を運んで下さいね!

ちなみにこのマフラーヒートガードもすごい勢いで売れており、2ロット目の在庫は本日の注文予約分で弊社在庫はほぼ完売となりましたので、なるべく早く手にしたい方がいらっしゃいましたらお店にGO!して下さいね。
※ 他社さんのスリップオンには装着出来ない商品なのでご注意下さい。弊社製品専用オプションです。

それでは青木さん、宜しくで~す!

ナップス世田谷店様 WR'Sマフラー無料取り付け


はい、それではNinja250SLマフラー開発日記に戻りたいと思います。

冒頭の写真ですが、完成品ではございません。

開発が進む中、最終仕様に向けてのレイアウトの確認の為に外でバランスを見ておりました。

Ninja250Sl マフラー開発② (1)
Ninja250Sl マフラー開発② (7)

う~ん...もう少しレイアウトに変更の余地がありますね。(個人的には少し気にいらないです)
かなり仕上がっては来ていますけどね。。。

ちなみに何か気が付きました?

Ninja250Sl マフラー開発② (8)
月曜早朝にバンコクから帰国後その足で出社、火曜日には名古屋でJMCA会議があり重要議題をこなし、水曜からNinja250SLのマフラー開発作業に戻りましたが、帰って来たらメンテナンススタンドフックが装着されていました。

Ninja250Sl マフラー開発② (3)
Ninja250Sl マフラー開発② (9)
ちなみにこれ、弊社製品ではありません。
㈱ダックスコーポレーションさんが展開するブランド「COERCE(コアース)」さんの商品(?試作品)です。

車体に合わせてきれいなグリーンでアルマイト処理されていますね。(質感もいいですよ!)

なので、気になる方がいらっしゃいましたら弊社にではなく、㈱ダックスコーポレーションさんにお問い合わせ下さいね!
TEL 072-653-0299  ※ 価格や発売時期等、詳細について私は全く分かりませんので(笑)

さて話を戻しますがレイアウトを考えるって事は、はい、サイレンサー内部構造の変更により性能面においてもかなり良い具合に仕上がって来ましたよ!

出張中に指示通りプロト3号のサイレンサーが完成、そのベンチテストデータの前におさらいで前回のプロト2号のデータを再チェックしてみましょう。

Ninja250Sl  プロト2号
赤線がプロト2号で黒線がノーマルですが、あらためて見てみるとなかなかのデータで決して悪いデータでは無いですが。。。

しかしながら前回も書いた通り、ノーマルを下回っている4,000~5,000rpm付近のこの回転域は6速で走行している時のスピードが60km/h~75km/hと完璧に実用域に入っているので、排気量が小さいこのクラスでは少しでもパワーを落としたくない回転域なんですよね。

現在の厳しい環境基準値によって、燃調面もシビアでましてやスリップオンなのでパワーが上がりにくいのは当然理解してるのですが、極端な話、ピークを落としてでもこの回転域はせめてノーマルと同じパワーカーブを描きたいものです。

よく、パワーデータを見るに「誤差範囲」という言葉を使ったり、聞いたりもしますが、確かに若干ノーマルより下回っているだけで「誤差範囲」といいたいところですが長年シャーシダイナモを回し、下は50ccから、上は1400cc(ZX-14Rですけど)までベンチテストしてると、それが誤差なのかそうでないのかは自分が一番分かるんですよね。

誤差範囲と逃げるのは楽ですが、私としては開発根性に火が点く瞬間でもあります(笑)
ましてや、弊社が大得意とするミドルクラスですしね。

前回も書いた通り、開発の方向性がほぼ読み通りとなっているので、プロト3号のテストデータが楽しみですが、そのデータがコチラ。

Ninja250Sl   プロト3号
赤線がプロト3号で黒線がノーマルですが、予想通りかなりいい結果が出ました。

スリップオンのデータとしては下から上まで良過ぎな感じです。
ちなみにプロト2号と3号の比較がこちら。

Ninja250sl    プロト2号vsプロト3号
青線がプロト2号で赤線がプロト3号ですがパワーカーブ(実線)、トルクカーブ(点線)を見ても分かる様にプロト2号を下回る事無くプロト3号が優れている事が確認出来ます。

何が違うって、外からはほぼ分からないですけどね。

Ninja250Sl マフラー開発② (2)
これがプロト2号。
Ninja250Sl マフラー開発② (4)
そしてこちらがプロト3号。 リベット部のバンドが無いのは試作だからです。

ちなみに音量もOKで音質もなかなかGOODです。

特に音質に関しては、最近たまにガラクタ(失礼!)みたいに空き缶に当たってる様な変な音質のマフラーも見受けたりしますが、このスリップオンマフラーはシングルらしいしっかりとした歯切れの良いサウンドを奏でており、いい感じです。

今のままでも十分な感じもしますが、もう少し音質を低音側に、そして若干のレイアウト変更をしながら内部構造を少し変更し、更に良くなるのか探ってみようと思います。

最近、ブログに書き過ぎて「ベンチマークされてるよ」って事をよく耳にしますが、そんな事はお構いなしです(笑)
重要なのは何をしたいと思って開発をしているのか?という意図までは分かりませんのでどんどん書きますよ(笑)

更に開発作業は続きますよ~。

このサイレンサーも投入しますか!
 WRSスリップオン shortoval
※流石にバッフルレスでは無理ですけどね(笑)


それでは今日はこの辺で。

Ninja250Sl マフラー開発② (5)



Ninja250SL マフラー開発日記

Ninja250SL   マフラー開発 (7)

WR'S(ダブルアールズ)マフラー開発担当です。

ゴールデンウィークも残すところ今日を含めてあと2日、皆さん楽しまれていますでしょうか?

ゴールデンウィークの間にNinja250SLのマフラー開発に注力して来ましたが、なかなか順調に進みましたので、タイ出張から帰って来てからの総仕上げが大変楽しみになって来ましたよ!

それでは早速、マフラー開発日記と行きましょう。

まずノーマルマフラーですが、マフラーカバーを外した単体写真はこんな感じです。

Ninja250SL   マフラー開発 (2)
かなりサイレンサーが大きいですよね。
ジョイント部のセンターパイプは、本当にサイレンサーのジョイントの為だけにある様な感じで、かなり細く短いパイプでエキパイとサイレンサーをジョイントしています。

この大きなサイレンサーは音量はもちろんの事、内部の隔壁構造内をパイプワークして全体の容量とパイプ径で特性を活かす構造となっています。


構造例
構造パターンは色々ありますが、部屋は3室になっており、例えばこんな感じになっていたりします。
※ 中身を見た訳では無いので(笑)、あくまでも一例です。

弊社の場合、サイレンサーは基本的にレース等で使用されるストレート構造を採用しており、ノーマルマフラーとは違い、センターパイプの径や長さもしっかり設定しないと、パワー面でかなり犠牲を強いられる事となるので、センターパイプの適正化も非常に重要な作業です。

このセンターパイプはサイレンサーの内部構造によっても当然変わって来るので一概に太さと長さは同じにはなりません。
そこら辺の事も踏まえて開発していくのですが、今回は絶対にやらない、もしくはやりたくないセンターパイプからスタートです。

まずはノーマルサイレンサー長に合わせた訳では無いですが、ファーストインプレッションとしてかなり長めのセンターパイプを造り、テストを開始する事にしました。

というのもサイレンサーを固定するステーがフレームに溶接されている事から、短めのパイプで合わして行きたくなるところですが、「もし長めのパイプでパワーが出たら?」という可能性も無きにしも非ずなので、しっかりチェックです。
こんな作業は固定観念を持たず作業する事が大事です。 ※ちなみにあまりにも不格好なので画像はありません。

Ninja250Sl   ファーストインプレッション
赤がかなり長いスリップオンで黒がノーマルです。
トルク曲線(点線)を見てみると低速域で若干改善されていますが、全体的にノーマルと同じで、ピークは若干ですが落ちました。

更にパイプを延ばしてみましたが結果は良くなく、ホッと一安心です(笑)
もし、良い様ならレイアウトをどうするか思いっきり悩むトコでした(笑)

それではって事でいよいよ本格的に作業を開始です。

ファーストインプレッションの感想として、使ったサイレンサーにもよるのですが、アクセルのタッチやフィーリングがかなり柔らかくなったにも関わらず、グラフ的にはそんなに悪くなくという事だったので、同じサイレンサーで今度はセンターパイプを短くして再度ベンチテストを繰り返し、出たデータがこちら。

Ninja250Sl   プロト1号
赤がプロト1号で黒がノーマルです。
5,000rpm過ぎまでと7,500rpmを越した辺りからしっかり改善出来ている事が確認出来ます。

もう少しセンターパイプを詰めてみるものの、ここからは一向にグラフが動かなくなりました。

ちなみにプロト1号のサイレンサーは弊社スリップオンで採用してる多段ストレートパンチング(2014CBR250Rに採用)です。

このサイレンサーは苦労して開発しただけあって、シングルエンジンとの相性も良く、音質もかなりまとまっており、アクセルを開けた時の猛々しい下品な音は一切せず、心地の良い音質で、パワーもフィーリングもかなり良いのですが、パワー的にはまだまだ行けそうなので、プロト2号は構造変更する事にしました。

その後センターパイプも手を入れ、テーパーで連結する事で元々良かったレスポンスが更に良くなって来ました。

Ninja250SL   マフラー開発 (4)

そしてプロト2号の結果がこちら。

Ninja250Sl  プロト2号
赤がプロト2号で黒がノーマルですが、6,000rpm以降がハッキリと良くなりました。音質もパワーフィールもかなりGOOD!
しかしながら。。。

プロト2号は中高速域は良くなったものの、4,000rpm~5,000rpm越の辺りまでノーマルを下回ってしまいました。
特性上、中高速域が良くなった分、そこが弱くなる事は致し方が無いといえばそこまでですが、この回転域は6速で走行している時のスピードが60km/h~75km/hと完璧に実用域に入っている為、パワーを少しでも落とす訳にはいかない回転域です。

まさかですが、テーパーが邪魔した?と半信半疑で元に戻してベンチテストすると、更にその回転域が悪くなり、どうやらテーパーは良い事はあっても悪さをしてる訳ではなさそうです。

ちなみにプロト1号とプロト2号の比較データがこちら。

Ninja250Sl   プロト1号vsプロト2号
赤がプロト1号で青がプロと2号です。

4,000rpm~5,000rpm越辺り以外はプロト2号が完全に勝っているんですけどね。
ちなみにセンターパイプの長さも若干ですがプロト2号の方が短かくなっています。

Ninja250SL   マフラー開発 (5)
見ていて全く分からないと思いますが...(笑)
良く見て頂くと、サイレンサーバンドの前にマジックの線が引いているのが分かります?

その分(15mm)だけプロト2号はセンターパイプが短くなっていますが、さすがにそこは影響してません。
(もっと根本のサイレンサー構造部が影響してるのでしょう)

でも今回は大丈夫ですよ!誰も心配してないでしょうが(笑)
開発していて久しぶりに想定した通りにグラフに表れています。

プロト2号で使用したサイレンサーならプロト1号に比べてこうなるって事をほぼ完璧に予想していましたから。

っていう事は4,000rpm~5,000rpm越の部分は改善出来るのか?。。。って事になるのですが、問題なく解決出来ると思います、はい。

現在、他にも試している事があり、これを書いてる時点で解決は出来ていないのですが...(笑)

というのも今日は私一人が出社なので、プロト3号用のサイレンサー構造が出来ません。。。(部材も無いですし)
なので、休み明けに出社して来る福ちゃんに部材の手配及びプロト3号サイレンサーの組み立て指示を出して、バンコクに旅立ちたいと思います。

週明に戻って来たら早速それでテストを再開し、ブログでご報告させて頂きますので宜しくお願い致します。

それでは今日はこの辺で。

Ninja250SL   マフラー開発 (1)
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